24話 ページ27
「あ――――♪美味し――――☆」
乱歩はパンケーキを口に含んで叫んだ。
「そうですか。それは良かったです。」
小百合は優しく微笑んだ。
すると、乱歩がビシッとストップをかけた。
「こらこら、今回の主役は残念な事に僕じゃなくて君なの!
君全然食べてないじゃないか。
ほらほら食べて食べて!」
乱歩は小百合の口にケーキを押し込んだ。
「ぅ………美味しいです。」
「でしょでしょ?流石は僕のお勧め店!此処ねぇ、中々予約取れなくて有名なお店なんだ!
凄くない!?(キリッ」
小百合は苦笑し、ええ、とても凄いですと首肯した。
その光景は、傍目には若い夫婦のように見えたという。
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「ほらほら、アレがヨコハマで一番の観覧車!乗った事無いよね、僕も無い!だから一緒に乗ろう!」
「あ、はい。」
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「うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!たっかーい!
この観覧車の名称なんだっけ?」
「えーと……
コスモクロック21というらしいですね。」
「へー。まーいいや。ほら、あれマフィアのビルだよねぇ!
悪趣味だなぁ!」「マフィアに聞かれたら殺されるので止めて下さい」
「はーい……」
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夕方。
「ねぇねぇ、楽しかった?」
あのあとも二人は、赤レンガ倉庫、ランドマークタワーと、ヨコハマの名所を改めて回った。
「ええ。とても。」
「本当にぃ?」
二人は、海の見える欄干に来ていた。
乱歩は呟いた。
「ここにあんなのが落ちるんだよな……」
「?何かおっしゃいましたか?」
「ううん。何でもない。
………ねぇ、こゆ。」
「何ですか?」
「こゆってさ、
好きな人とか居るの?」
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水無月カエデ(プロフ) - ご愛読ありがとうございました。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: d17efe557e (このIDを非表示/違反報告)
水無月カエデ - フラグ立ちましたね……… (2019年7月8日 22時) (レス) id: 0e0abeeec8 (このIDを非表示/違反報告)
ふーゆず(プロフ) - 種田さん!?ええええええええええええええええええええ!? (2019年7月6日 5時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - 確かに!! (2019年6月6日 22時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
水無月カエデ - ドラマの続編を切実に願う(真顔) (2019年5月9日 19時) (レス) id: 0e0abeeec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月カエデ | 作成日時:2019年2月19日 20時