17話 ページ20
夜。
乱歩と小百合は、夜道を歩いていた。
小百合は何時もの服装に着替えており、落ち着いた様子である。
「………ねーねー、落ち着くのは判るけど、何で着替えちゃったの?」
乱歩は不服そうである。
「まぁ、恐縮です。………すいません。此の格好の方が、落ち着くので。」
小百合は微笑んだ。
乱歩は云った。
「怖いからでしょ?」
ふと、乱歩の雰囲気が変わった。
「………?」
「だーから、怖いからでしょ?その格好に執着してるのって」
「な、なんのことか……」
「僕は名探偵だからね。何でも判る。
君の―――――出生の事も。」
小百合は動揺した様に瞬きした。
「小鳥さんも、小雛さんも、君と血の繋がりは無い。
親すらも。
何故か?
君は―――――――
なんだから。」
話してくれるよね?
そう云って、乱歩は鋭い瞳を小百合に向けた。
更新内容にミスがありました。申し訳ございません。
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水無月カエデ(プロフ) - ご愛読ありがとうございました。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: d17efe557e (このIDを非表示/違反報告)
水無月カエデ - フラグ立ちましたね……… (2019年7月8日 22時) (レス) id: 0e0abeeec8 (このIDを非表示/違反報告)
ふーゆず(プロフ) - 種田さん!?ええええええええええええええええええええ!? (2019年7月6日 5時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - 確かに!! (2019年6月6日 22時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
水無月カエデ - ドラマの続編を切実に願う(真顔) (2019年5月9日 19時) (レス) id: 0e0abeeec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月カエデ | 作成日時:2019年2月19日 20時