【d!】いつかあなたと【em】 (ページ10)

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ようこそのページページ10

郵便屋さんを家に入れて、タオルを渡す。
タオルに包まってるあたり、体が冷えてたのかな
机に置いといたクッキーをもくもく食べてる。小動物みたいで可愛いなぁ。
仕事のこととかを話してもらってるうちに、雨が止み始めた。日が差してる。

「そろそろ止んできたね。また雨が降ってくる前に、仕事場に戻ろっか。またおいでよ。
また女子会しよ！」

？「ありがとうございました！またここに
お届けものが来たとき、伺います！」

名も知らない彼女に幸せが在らんことを。

開封した手紙には、近々来る両親の命日と今年の墓への入り口の場所。
こうして毎年扉を作ってその場所を教えてくれるあの律儀な獣人には感謝してる。
墓守に最適な人柄だな。
もうそろそろ行かなきゃだね、準備をしなくちゃ。

ガチャリ
em「今帰りました〜」

玄関から声が聞こえた。
ありゃ、もうそんな時間だったか。
様々なものが散らかった部屋の机は置いとく

手はもう疼いてない。

ご飯の準備をしよう。
今日は簡単なものにしとこ。

「おかえり！エミさん！」

＿＿＿＿＿
伏線