Disc 4. ページ5
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玄関の棚に綺麗に並べられたon○pieceのフィギュア
出迎えてくれたのは白いシーズー
『わんこちゃん飼ってるんだ』
「そうそう、こいつが癒してくれてるよ毎日」
『犬もいいすよね〜』
「レンの家は猫なんだっけ、猫もいいね」
フィギュアの隣に飾られた動物の写真
『この写真のワンコはまた別の子なんですねー』
「ん、前に亡くなった子、その子も大好き」
『良い飼い主できっと幸せだったと思いますよ』
「いい事言うじゃん」
軽く会話を交わしながらソファへ腰を下ろす
お酒の空き缶が散らばった無意識にテーブルに手を伸ばした
「あーごめんまじで、きったないのわすれてた」
『いや全然、オレんちもこんな感じだから気づかなかった全く』
「片付けろや」
『あんたもな！？』
そんな掛け合いをしながらテーブルの上の片付けを手伝った。
一通り片付け終わったところで
「なんかつまみでも作ろうか、何食べる？」
『へぇ、料理できるんですか』
「舐めんなよこちとら伊達に引きこもりやってませんぜ」
昔に暇つぶしで料理すると聞いたことあった
冷蔵庫を開けて状況を見るなり、ゴソゴソと準備を始めた。
「んー…まぁ適当に作る。
先にお酒のむ？冷蔵庫漁っていいよ」
『いいんすか、てか一緒に飲みましょうよ
手伝いますよ』
「仮にも客でしょーが、でも乾杯はしようかな」
『オレも料理好きだから一緒に美味いの作ろ
あ、ビールある』
「ぼくもそれにする、はいかんぱーい」
『かんぱーい』
冷蔵庫を背にキッチンに横並びになって飲み始めた。
ボクは隣で作業を見ていた。
手際がいい。流石としか言えない。
「レン、好きな物なに」
『えーオレ、何でも好き』
「うーん悩むなぁ…」
『Aの好きなの食べたい』
「じゃあ、めいちゃんの姿焼き」
『きゃー食べられちゃうー』
小学生みたいなじゃれあいをしながらお酒を飲みながら料理をしている姿を眺めた
「んじゃ、とりあえずこれつまんでて」
キムチの盛り合わせとチャンジャが出てきた
『あーいい〜』
そして続いて出てきたのはプルコギ
『これｺｽﾄｺのやつだ！』
「そうそう、めちゃくちゃ美味しいよね」
『超好き！』
ぱっぱと4品ほど出揃った
「よしじゃ座ってー」
『わーいやったー』
ソファへよいしょーと腰を下ろしテーブルに並べた料理を見渡す
「余り物ばっかでごめんだけど召し上がれー」
『いただきます！』
ぐびぐびと飲みながら食べ進めた。
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作者名：ゆま | 作成日時：2023年3月18日 4時
