Isolde (ページ3)

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Jaemin side

『ルデちゃん今日浮腫んでるね？』

「やっぱり分かりますか…？昨日夜中ラーメン食べちゃって」

『夜中に…。仕方ないねそれは』

「すっごく美味しい作り方を見つけたんです。今度オンニにも食べてほしいな〜」

ほっぺをむにむにされながらそんなふうにメイクヌナに甘えるAちゃん。可愛い。甘え上手で可愛い。

オッパは知ってるんだからね。昨日夜中に俺たちの部屋に来てチソンにラーメン一緒に食べないか聞きに来たの、知ってるんだからね。そのあとチソンに浮腫むよって言われたら浮腫なんて知らないしってめちゃくちゃ拗ねてひとりでキッチン行ったの、知ってるんだからね。

会話を聞きながら昨日のそれを思い出していると鏡越しにAと目が合った。ニヤって笑ってるからあれは多分ヌナに甘えて許してもらったチョロい！なんて思ってるんだろうな。

Aはすごく賢い。ヘチャンと少し同じタイプだと思う。

歳上とか偉い人とか、はじめましての人とか、そういう人に対する接し方がすごく丁寧で頭が良くて、相手に気に入られてるんだろうなと感じる場面がよくある。なんていうんだろうな、NCTのイゾルデとしての姿が完璧。

だからこそ、宿舎とか俺たちの間でしか見せない本物のルデ、Aの姿が本当に好きだって感じる。ほんとうのAが、いちばんかわいいからね。

HC「Aちゃん今日はリップ赤なの？可愛いね〜」

「でしょ？オンニがわたしに似合うって塗ってくれたの」

HC「うんうん超可愛い。俺は？俺はどう？」

「分かんない。毎日同じじゃない？」

RJ「ヘチャンどんまい」

ステージまでの移動中、俺らしかいないここでAはやっと素のAになった。ベタベタひっつくヘチャンをにこにこして受け入れながらなかなかの塩対応。興味なさそうにバッサリ切られたヘチャン。

RJ「言わなくていいの？オンニにも食べてほしいな〜って。ほら」

「聞いてたの？」

RJ「うん。俺にも美味しいラーメン食べさせてほしいな〜？」

「ぜったい作ってあげない」

CL「そもそもあれ俺が教えてあげた作り方ね」

「だからチョンロには感謝してるじゃん！」

Aちゃんを揶揄うロンジュンと、それを真に受けて怒っちゃうAちゃんは、ステージがもうそろそろだって言うのにいつまでも話してる。シズニのみんなはロンジュンの片想いなんていうけど、なんだかんだAちゃんもロンジュンのこと好きなんだよね。