0:プロローグ ページ1
「...はじめくん」
僕が名前を呼ぶと、彼はこちらを振り向く。彼の顔を見ただけで涙が零れそうになる。
「よーへーくん?どうしたの?」
まっすぐに僕を見つめるその視線が、僕の心を締め付けてくる。
僕のこの気持ちを伝えたらどうなりますか?あなたは笑って誤魔化しますか?それとも、...。
どちらにせよ、言ってしまえば今のままの関係で居られないのはわかってる。でも、それでも、伝えたいから。わがままを許してください。
「はじめくん」
さっきよりもはっきりと名前を呼ぶ。
意識とは逆に、涙がぼろぼろと溢れてくる。
「ようへいくん?なんで泣いてるの...?」
心配してくれるその優しさが、あなたの全てが、大好きなんです。
「ごめんなさい。ぼくは、
...あなたのことが好きです。」
視界が霞む。反応が怖くて、思わず俯く。
「...、え...?」
ふと、暖かな温もりが体を包む。
彼が僕のことを抱きしめているとわかったのは、少し経ってからだった。
「はじめ、くん...?」
訳が分からない。これは、何を意味してるの?
「ようへいくん、よく聞いてください。
僕も、あなたのことが好きです。それも、ずっと前から。こんな僕と...付き合ってくれますか?」
時が止まったような感覚がした。
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(名前)ひなみ(プロフ) - 本当ですか!?とても嬉しいです!!リアルの方頑張ってください!待ってます! (2019年9月3日 1時) (レス) id: 52b75244f0 (このIDを非表示/違反報告)
めう(プロフ) - (名前)ひなみさん» (続き)その際はぜひまたこの作品を読んでいただけると嬉しいです!本当にコメントありがとうございます! (2019年9月3日 0時) (レス) id: ed997a802c (このIDを非表示/違反報告)
めう(プロフ) - (名前)ひなみさん» はじめまして、コメントありがとうございます!好きと言ってくださることが本当に励みになります。現在リアルの方で少し忙しくしておりまして、更新ができない状態でございます。ただ、今週で一段落着くと思いますので、また更新しようと思っております。 (2019年9月3日 0時) (レス) id: ed997a802c (このIDを非表示/違反報告)
めう(プロフ) - R,Tさん» ありがとうございます!とても嬉しいお言葉ばかりで恐縮です。ゆっくりとした更新が続くかもしれませんが、これからもぜひ読んでいただけると嬉しいです! (2019年9月3日 0時) (レス) id: ed997a802c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ひなみ(プロフ) - こんばんは。初コメです。とてもお話が好きなのですが、なかなか更新されないため、悲しく思います。もう更新しませんかね?私としては、続きがとてもきになるのです、違反についてはわからないので、身勝手なことを言いますが、更新をしてほしく思います。失礼しました (2019年9月2日 23時) (レス) id: 52b75244f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めう | 作成日時:2019年8月4日 23時