1.山じゃないんだね ページ2
あれ、なんだろう…あったかくって、心地いい…
私、暖房つけながら寝たりしたのかな……
え?それってまずくない?火事の真っ最中とかなんじゃない?死ぬんじゃない?
でもきもちいいな…しばらくこのままで…もうひと眠り…
いや死んじゃう死んじゃう!燃えなくても一酸化炭素で気づかないうちにぽっくりとか嫌!!
起きるんだ!私!A!!!
「あ、アルフィス。この子起きたよ」
機械的な声が頭上で聞こえる。
あー、瞼が重い。全然開かないや。
「本当?!あ、本当だ!…あなた、ニンゲンだよね…??」
アルフィス?……聞いたことある名前だ。
アルフィスと呼ばれた方は興奮気味のようだ。
ニンゲン?そりゃそうだとも。人間じゃないなら…ネコ?イヌ?
…モンスター?
「まだ起きたてなんだから…少し時間おいてからでもいいんじゃない?」
「だ、だってニンゲンだよ?あ、まだ確定じゃないね。でも本当にニンゲンだったら…わたしたち、すごいよ?ニンゲンだよ?」
人間ってそんなに珍しい生き物だっけ。地球に70憶人くらいいるんじゃなかった?
勉強そんなに得意じゃないからわかんないけど憶は越えてる!うん。
あれ?ニンゲンに驚くのってなんか…ゲームで、
骨の、背の高い弟とか…
ん?アルフィス?
「もう、落ち着きなよ。ボクたち殺すことになるかもしれないんだか……あっやぁやぁ!君の名前なんて言うの??」
「そんなこと言ってメタトンだってぐいぐい聞いてるじゃない!あのね、私アルフィスっていうの。王さま直属の研究者でね、えっと、隣にいるロボットつくったのも私で」
『うぎゃああああぇえええええええええぇぇ?!』
「「……う、…………え??」」
ど、どういうこっちゃ…??ここ、…ラボ?
ええ?私家で寝てただけだよね?夢遊病者だったりするのかな?
いやいや、眠りながら家の鍵開けてエボット山から落ちてそこから気づかずホットランドとかありえまへんがなw
ってお前誰だよ。
エボット山って存在したの?いやしないしない。モンスターとかいないいない。え?目の前にいるのは?
『………モンスター?』
「え?うん。そうだよ。……え、っじゃ、じゃああなたは……に、ニンゲン??」
ハコ型ロボットがチェーンソーを持ってスタンバイしているところに、すぐ人間だとは言えなかった。
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とまと(プロフ) - 最後の更新日からかなり日数が経っていることは承知の上で言わせていただきます。この作品面白いです。もしもがあれば続きが更新されることを祈ります…べったべたな夢展開じゃないところに好感を持ちました。 (2月4日 23時) (レス) @page9 id: 9b2ace9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:松田さん | 作成日時:2019年1月20日 12時