【文豪ストレイドッグス】文豪達に…会いたいです。

寝言。ー其ノニ・修学旅行。 ページ4

太宰side
…「A」
桜木「…はぁい？…」

ビクッ

び…ビビった。寝言？
太宰「…桜木さん？」
起きない。やはり寝言か。
起こしても起きないから、抱えて連れて帰るしかないか。おぶろう。

太宰「…イ…以外に重い…。」
桜木さんはまだ寝ている。スヤスヤと気持ち良さそうに。
彼女の顔が間近にある。私の肩の上に彼女の顔がある。髪から良い匂い。シャンプーか何かか。私が歩く度に揺れる髪。耳元にかかる彼女の吐息。
私は、

この時、

心のどこかで、


『幸せだ』と思ってしまった。

数分して、彼女の自宅に着いた。家には誰もいないらしく、鍵がかかっている。そういえば今朝…

桜木「今日誰も家にいないから、ゆっくりできるぞ笑。」

…的な事を言っていたような？

なら、鍵はあるよね。
彼女の鞄をあさった。鍵は奥の方に入っている。
…よりによってなんで奥なのだろう？

桜木「…んふぅ？」
あっ起きた。
太宰「おはよう桜木さん。お邪魔してます。」
私はそれだけ言うと疑問そうな顔をした。
桜木「…なんで太宰が居んの…？」

……。


太宰「…酷いなぁ。君を此処まで連れて帰ったの、私だよ？」
桜木「ぇっ」
彼女はさらに驚いた顔をした。
桜木「…ど、どうやって…？」
太宰「おぶりました。」
桜木「………」
彼女の顔は真っ赤だった。
太宰「ど、どうしたの？桜木さん。顔、真っ赤だよ？」
私がそう言うと、プイっと横を向いてしまった。一体、どうしたのだろう？
太宰「でも」
桜木「えっ」
太宰「…すんごく重かったのだよ」

バシィッ

太宰「…っ！痛いじゃあないか！なんて事をするんだい！痛いのは嫌いなのだよっ！」
桜木「女子に向かって失礼な事を言うのが悪い！太宰の馬鹿！もう知らない！」

私は取り敢えず、帰った。(謝罪して笑)
ーーー修学旅行当日。
桜木side
今日は修学旅行。私の班は、６人班。太宰、桜木、鬱(♂)、田中(♂)、くるみ(♀)、宮脇(♀)のメンバーだった。
宮脇「Aさん！よろしくね！」
桜木「宮脇さんよろしく」
宮脇さんは、人懐っこいクラスの人気者。というより、美少女。可愛いので、モテる。
くるみ「Aちゃん！よろしくね！私、Aちゃんと仲良くなれると嬉しいなぁ！」
桜木「くるみさんよろしく」
太宰「くるみ！このノートの取り方間違ってるよ。修学旅行でも、きちんとノートとらないと駄目だろう？」
くるみ「はぁいごめんなさぁい♥」
太宰に名前で呼ばれてる。

……………………なんか凄く嫌気が察した。

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