２６一年の終わり ページ26
Aとウッドが誓いあった翌日、ハッフルパフ戦で見事な活躍を見せたオリバー・ウッドであったが、レイブンクロー戦でのシーカーの致命的なミスにより、グリフィン・ドールチームが寮対抗クィディッチ杯を取ることは叶わなかった。
そして、６月のうだるような暑さの中、学年末試験が行われた。
試験前には、ウィーズリーの双子までもが、真面目に勉強をするくらいには、グリフィンドールの談話室には緊張感が漂っていた。
リー・ジョーダンは、試験までに極めて精巧なカンニング方法を編み出したと豪語したが、カンニング防止の魔法がかけられた特別な羽ペンを前にして、試すまでには至らなかった。
実技試験もあり、スネイプが生徒が薬の調合をするのをまじまじと監視するので、皆んなはドギマギした。
最後の魔法史のテストは、フレッドとジョージの歓声とともに終わり、みんなもようやく肩の荷が降りたという様子であった。
「俺、留年しちゃうかもしれないよ」
リー・ジョーダンは、ドレッドヘアを掻きむしりながら言った。
そう思うのはリーだけでなかった。
「まあ、もう終わったことだ。今日からはまた遊んで暮らせるんだぜ」
フレッドの言葉に、ジョージとリーも気を楽にして、湖へと遊びに行った。
学年度末パーティーでは、今年もスリザリンが寮対抗杯を獲得した。
フレッドは歯を食いしばって悔しがった。
「でも、あなたたちから引かれた点数って、結構大きいわよ」
Aは笑った。双子も苦笑いを浮かべた。図星だったからだ。
試験の結果が発表されると、みんながホッとした。留年を覚悟していたリーは無事パスをしたし、ウィーズリーの双子も、アリシアもよい成績だった。
なんといっても、Aは学年でトップの成績を取った。
それが気に入らない生徒もいたが、ほとんどが嫉妬であった。
Aは、荷物を旅行鞄いっぱいに詰めて、ホグワーツ特急に乗り込んだ。
帰る宛は、ヴァルブルガのもとでは無かった。
Aは、生き別れた母と会うことを、決心していたのだ。
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ニコラス(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！励みになります。これからも妄想空想を書き並べます！ (4月2日 23時) (
レス) id: 95ad312506 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - いつも楽しんで読んでいます。物語の続きが楽しみで仕方ないです。 (3月30日 19時) (レス) @page28 id: cada4a4ce1 (このIDを非表示/違反報告)
ニコラス(プロフ) - あやなみ。さんありがとうございます😊 (3月10日 19時) (レス) id: 95ad312506 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - ✉️。こんにちは、とても面白いです。ハリポタ大好きです！これからも更新応援してます！あのもしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？体調に気をつけて頑張ってください！返事待ってます。ニコラスさん💝 (3月10日 18時) (レス) @page2 id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコラス | 作成日時：2024年3月9日 19時
