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俺の瞳を見つめたままAはポツリと呟いた。
『……綺麗……』
見惚れた様なAに高揚感が湧き上がる。
また、この瞳に彼女を映せる事が…彼女の瞳に俺が映る事がこんなにも嬉しい。
「(あれ？俺、この時何て返したっけ？？)」
あまりの嬉しさで言葉を返すのを忘れていた。
慌てて返そうとしたら俺達の間に呪霊が入る。
しかもAの視界を埋め尽くすかの如く。
「は？」
お前、マジで邪魔なんだけど。
呪霊のくせに空気読めよ、つかいつまでAの視界独占してんだよ。
イラッとした俺は手を横に振り呪霊を祓ってやった。
“ギャッ”
「(きったねぇ声出すなっつーの。)」
『……えっ？』
Aからしたら突然呪霊が消えたわけで、目をまん丸くしコチラを見る。
何となく当時を思い出した俺は同じ言葉を吐いた。
「お前、“視えて”んだな。」
威圧的にならない様に極力柔らかい口調を意識して話し掛ける。←出来てない
それに対してまるで人形の様に首を縦に振るAは可愛かった。
「悟様ー！！」
「げっ」
犀川の声がした。
伊達に俺の護衛兼世話係をやってない、クソ速ェ。
キョトンとするAの手首を掴んで逃げる方向を聞く。
「お前、この辺の奴だろ？」
『そ、そうだけど……』
「どっか隠れる場所ある？」
『隠れる場所！？』
「バレちまうから声小さめに……そ、隠れる場所。」
知ってるなら案内して欲しいと頼めば掴んでいた手を握られ、“こっち”と連れて行ってくれた。
落とした買い物袋をチラッと横目に見て、後で弁償しないとなぁ等と一応考えておく。
少し小高い山の様な裏手に隠れた俺達は自己紹介をし合った。
『私はAA。』
「……五条悟……。」
どうして犀川から逃げてたのか問われ思わず“お前に逢いたくて”と言いそうになったのを呑み込み、適当な理由を述べておく。
案の定呪術師すら知らないAに俺なりの説明をしてやれば
『悟君、友達いるの？』
と若干喧嘩売られてるのではないかと疑いたくなるセリフが飛び出してきた。
「(悪気はないのは分かってるから我慢我慢。)友達ねぇ……んなのいねぇよ。」
『じゃあさ、私と友達になってよ。さっきの呪霊？だっけ、それの事も教えて欲しいし……駄目？』
「(駄目なわけないだろ！だからそんな首を傾げんのやめろよ、可愛すぎんだよ。)」
暴走しそうになるのを堪え、差し出された手に自分の手を重ねた。
『悟君、改めて宜しくね。』
「………おう。」
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アユリア - やったー！更新されてる！これからも頑張って！ (9月22日 4時) (
レス) id: cf016600b6 (このIDを非表示/違反報告)
花飾り - このお話大好きです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年11月17日 13時) (レス) @page46 id: 1e2af6a07a (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - 累さん» 有難うございますーー！！！更新頻度めちゃくそ遅いですけど、もっと楽しんでもらえるように頑張ります！ (2022年2月8日 9時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 作品読ませて頂きました。みゅうさんの世界観大好きです。『私の』シリーズもこちらも楽しみにしています。 (2022年2月8日 6時) (レス) id: 755be2d6bc (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - みゅうさん、この小説は五条悟オチですか？続き頑張ってください。 (2022年1月25日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう | 作成日時：2021年12月27日 9時
