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異性として ページ10

Aと過ごして思った事がある。

“ア"ソボォォォ”
“ダノジイィィィ”

呪霊が周りにいなかった事はない。
コイツは呪霊に愛されてんのか?ってぐらい会う度に呪霊が周りにいる。

しかも、目が合っても自然な流れで視線を逸らしてる。

「(スルースキル高すぎだろ……。)」

だけど不思議な事に家の中には呪霊がいない。
いるのは幽霊。
その数は1人2人じゃない、簡単に言うとAの家族+別の家族が住んでるみたいな感じだ。

「(コイツらが守ってるのか?)」
『悟君?何考えてるの?』

ヒョコッと俺の顔を覗き込むAの傍には、小さな女の子の幽霊。

「……一緒にいるのが当たり前みたいだな。」
『え?あぁ、この子?そうだね……10年以上一緒にいるから、最近はたまに朝起こしてくれるんだよ。』

幽霊とここまで仲が良いのもどうなんだと言いたくなるが、家の中まで呪霊が来ないのはコイツらのおかげなんだろうと思うことにした。

『お見送りするよ。』
「いい。部屋に入ってろ。」
『でも……』
「じゃあ、またな。」

帰る俺を見送ろうとするAの頭を軽く叩くようにして、Aの家から出る。

“ア"ソボォォォ”

「邪魔。」

Aの家から出て、呪霊を祓いながら犀川が待つ場所まで歩く。

「悟様、お帰りなさいませ。」
「ん。」
「また祓いながら此処まで来たのですか?」
「アイツが通る道だけな。」

Aと会うと俺は絶対に最後はAを家まで送って、中に押し込んでから帰る。
家の中なら呪霊が手出し出来ないのは分かっているからだ。

「悟様が祓っているのを彼女は知っているのですか?」
「知るわけねぇだろ………つか、知らなくていいんだよ。」

知らなくていい、何も知らずに俺の傍で笑っていれば良いんだ。
他の男からも呪霊からも俺が守ってやる。

「(アイツの隣は俺だけでいい。)」

犀川は完全に俺の味方だからAとこうして会うのを容認してくれているが“五条家”は違う。
あの婚約者とかいう女が来てから俺がAに会いに行くのを阻止しようとする。

「(そろそろ、脅しておくか。)」

流れる景色を眺めながら俺はこれからの事を考えた。



ーーーーーーーー
気付いたら順位ついてる!?
有難うございます!
まだまだ話数は少ないですけど、頑張っていこうと思います。

オリキャラの犀川さんは五条先生の良き理解者という立ち位置。
こんな頻繁にAさんと会えるのは犀川さんが色々と手を回してくれるからです。
敏腕執事w

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みゅう(プロフ) - 御笠梨夜さん» お返事遅くなりました(汗)ありがとうございます!!叫ばれるほどだったとは…! (2021年4月13日 12時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
御笠梨夜(プロフ) - 主さんと五条悟さんに落ちた理由がピッタリ過ぎて叫びました!!! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 2a8a3245ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» 続き気になると言って下さり嬉しいです! (2021年4月4日 0時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります。更新がんばって下さい! (2021年4月4日 0時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - イオさん» 有難うございます!面白いと言っていただき嬉しいです!出来るだけ更新早くなるよう頑張ります!! (2021年4月3日 21時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅう | 作成日時:2021年3月18日 9時

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