好転 ページ37
Aside
あのまま悟の部屋で寝てしまい、起きた時には夏油君と硝子が彼に詰め寄っていた。
「女子寮に忍び込んだだけじゃなく連れ込むってどういう神経してんの？」
「仕方ねぇだろ、コイツの部屋で寝るわけにいかねぇし。」
「そういう問題じゃないだろ悟。」
「そもそもヤッてないんだから良いだろうが。」
「だから、そういう問題じゃないだと言ってるんだ。」
どうしようか……起きたと知らせるのも何だか気まずい、かといって寝たフリするにも限度がある。
「お前からも何とか言えよ。」
『(起きてるのバレた！)』
「Aー、起きてんならこっちおいで。」
のそりと起き上がる私を硝子が手招きする。
それを妨害するかの如く悟は私を抱き締めて離さない。
「悟、彼女を離すんだ。」
「やだね。」
「ガキ。」
「あ"？」
『さ、悟……私も着替えたいから離してくれると助かる。』
そうお願いすると、舌打ちと共に渋々離してくれた。
硝子に連れられて自室に戻る。
「ほんとーにヤッてない？」
『ない！』
「ならいーけどさ……自分から行ったの？」
『起きたら悟のベットにいた。』
「寝てる女の子連れ込むってクズすぎんでしょ。」
着替えを済まして談話室に行くと制服を来た悟と夏油君が待っていた。
「硝子、私達任務が入った。」
「あっそ。なら私はAといるわ。」
「お前も来んだよ。」
「じゃあA１人？」
「夜蛾先生が授業してくれると言っていたよ。」
どうやら今日は３人とも任務でいなくなるみたいで、私は夜蛾先生とお勉強らしい。
『分からないとこあったから丁度良かった。』
「１人で高専外に出んなよ。」
『うん、分かってる。』
「何かあったら電話しろ。」
『高専内にいて何かあるってよっぽどじゃない？』
３人を見送る為、玄関まで一緒に行く。
悟はなんだか保護者みたいに色々と言ってくるが、心配してくれてるのは分かってるので頷いておく。
「じゃあ私達は任務に行ってくるよ。」
「早めに帰ってきたら買い物でも行こー。」
『うん、行ってらっしゃい。』
夏油君と硝子は外へ。
悟も行くのかと思いきや振り返ってきた。
『悟？どうしたの？？』
「……飯、美味かった。」
『！食べてくれて良かった。』
「また作ってよ。」
『もちろん！』
柔らかい笑みを浮かべた悟が軽く私の頭を叩き、今度こそ任務へ向かった。
１人玄関に残った私は悟の笑みを直視したが為に顔を覆ってしゃがみ込んだ。
イケメンの笑みは破壊力抜群だと思いました。
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みゅう(プロフ) - 御笠梨夜さん» お返事遅くなりました(汗)ありがとうございます！！叫ばれるほどだったとは…！ (2021年4月13日 12時) (
レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
御笠梨夜(プロフ) - 主さんと五条悟さんに落ちた理由がピッタリ過ぎて叫びました！！！ (2021年4月7日 21時) (レス) id: 2a8a3245ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» 続き気になると言って下さり嬉しいです！ (2021年4月4日 0時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります。更新がんばって下さい! (2021年4月4日 0時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - イオさん» 有難うございます！面白いと言っていただき嬉しいです！出来るだけ更新早くなるよう頑張ります！！ (2021年4月3日 21時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう | 作成日時：2021年3月18日 9時
