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五条side
写真を見たAの表情が真っ青だったのが、更に青くなり口元を手で抑えた。
「A!」
「先生、今の彼女にそれを見せるのは酷ではありませんか?」
「酷だとは分かっている。だが、今そんな悠長な事は言っていられん。」
写真の男を指差した先生の口から1つの真実が話された。
「この男には残穢があった。」
「え?」
「それって……」
「……呪術師、いや呪詛師が何かをしたと見て良いだろう。」
人を操る術師なんていたか?
傑のように呪霊を操る呪霊操術ならまだしも、人間を操る術式なんて聞いたことがない。
「君が誰かに恨まれていると断定して再度聞く。」
「君は、この男…または術師に覚えはあるか?」
恨まれている?
Aが?
「せ、んせ……それ冗談にしては笑えないんだけど…。」
「冗談で済めば良かったがな。」
「コイツは誰かに恨まれる性格はしてねぇよ!」
「なら何故、彼女はこの男に連れ去られた?」
「そ、それは……」
「この男が『誰かに頼まれたから』?!」
先生の言葉に被さってAが言った。
ハッと腕の中にいる彼女を見るが、その表情は青いままだ。
『……誰とは言ってませんでしたが、頼まれたとその男性は言ってました。』
「心当たりは?」
『……ありません。』
「……そうか。」
『……ただ、この男性は襲われるまで呪霊が視えてませんでした。』
最初っからこの男が非術師だというのは分かった。
だけど、残穢には気付かなかった。
「(誰も気付かないほどテンパってたってか?)」
「暫く君にはこの高専で過ごしてもらう。」
『……どのくらいですか?』
「半年……1年くらい様子を見よう。」
『……それはまた狙われる可能性があるからですよね。』
静かに頷く先生に体の力を抜いたAは
『……ははっ………』
さっきもそうだった、言葉や声は笑ってるのに顔が笑ってない。
「(……心的外傷……)」
硝子が言ってた事が現実になった。
『……家族には何て伝えれば良いですか?』
「……おじさん達には俺から伝えとく。」
『え?いいの?』
「……あぁ。」
『じゃあ、お願いします。』
俺はAの笑顔が好きだった。
柔らかくて暖かくて、そんな笑顔が好きだったんだ。
それを奪った誰か。
Aを恨んでいる誰かを俺は許したりしない。
周りが止めても見つけ出して……殺す。
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あー!何書いていいか分かんねー!!
みんな偽物過ぎて笑える!
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みゅう(プロフ) - 御笠梨夜さん» お返事遅くなりました(汗)ありがとうございます!!叫ばれるほどだったとは…! (2021年4月13日 12時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
御笠梨夜(プロフ) - 主さんと五条悟さんに落ちた理由がピッタリ過ぎて叫びました!!! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 2a8a3245ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» 続き気になると言って下さり嬉しいです! (2021年4月4日 0時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります。更新がんばって下さい! (2021年4月4日 0時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - イオさん» 有難うございます!面白いと言っていただき嬉しいです!出来るだけ更新早くなるよう頑張ります!! (2021年4月3日 21時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅう | 作成日時:2021年3月18日 9時