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Aside
いつもと変わらない日常の筈なのに何かが違う。
『(……男の子達に避けられてる？)』
いや、別に避けられるのは気にしないんだけど突然過ぎて理解不能。
「Aー、あんた男子達に何かしたの？」
『うーん……何もしてないと思うんだけど……。』
「遠巻きで見るというより怯えてんじゃん。」
『怯えてって大袈裟な。』
そう友人に言って席を立ち男の子達に近寄る。
『ね、私何かした？』
「い、いや……何も……な？」
「あ、あぁ。」
『顔色悪いけど大丈夫……？』
「大丈夫大丈夫！！(近寄らないでくれー！)」
「俺達、行くとこあるから！じゃ！！(まだ死にたくない！)」
『え……。』
そそくさと教室から出ていく男の子達。
呆然と立ち尽くす私の肩を友人が憐れみの表情で叩く。
「めっちゃ怯えられてんのね。」
『何で。』
「どんまい。」
友人と別れて帰る途中も考えてみたがこれといって思い当たる節がない。
『(知らない間に何かしたのかな……。)』
深く考え込み過ぎたのがいけなかったのか、呪霊の存在に気付くのが遅れた。
“ア"ソボォォォア"ソボォォォ”
『っ！』
反応してしまった。
私が見えていると分かった呪霊が襲いかかってくる。
『(動け動け……！逃げろ……！！)』
踵を返して走る。
住宅街を抜けて公園まで向かう。
『(どっか隠れる場所は……！)』
辺りを見渡して何処かないかと探してる内に呪霊は真後ろまで接近していた。
“ダノジイィィダノジイィ”
『やっ……………！』
咄嗟に目を閉じたのと同時に後ろに引っ張られる感覚がした。
「コイツに触れんな雑魚が。」
『さ……とる……く……』
「犀川、Aを頼んだ。」
「かしこまりました……此方へ。」
犀川さんに連れられて少し離れた場所まで下がる。
悟君が呪霊を祓う様を不安げに見ていたら犀川さんが教えてくれた。
「ご心配なさらずとも呪霊は悟様に触れられませんよ。」
確かに見ていると呪霊は悟君に触れられないまま祓われていく。
粗方、片付け終わった悟君が私達の元まで戻ってくるなり私と目線を合わせてそっと髪の毛を撫でて顔を覗き込んでくる。
「大丈夫だったか？」
『……怖かった………。』
震える体を優しく抱き締めてくれて、その暖かさに涙が溢れた。
『怖かった………死んじゃうかと思った……！！』
「死なせねぇよ、俺が守ってやるから。」
悟君は縋り付くように泣いてる私を黙って深く抱き込み背中を撫でていた。
ｰｰｰｰｰｰｰｰ
進展！
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みゅう(プロフ) - 御笠梨夜さん» お返事遅くなりました(汗)ありがとうございます！！叫ばれるほどだったとは…！ (2021年4月13日 12時) (
レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
御笠梨夜(プロフ) - 主さんと五条悟さんに落ちた理由がピッタリ過ぎて叫びました！！！ (2021年4月7日 21時) (レス) id: 2a8a3245ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» 続き気になると言って下さり嬉しいです！ (2021年4月4日 0時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります。更新がんばって下さい! (2021年4月4日 0時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - イオさん» 有難うございます！面白いと言っていただき嬉しいです！出来るだけ更新早くなるよう頑張ります！！ (2021年4月3日 21時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう | 作成日時：2021年3月18日 9時
