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潰2 ページ5

「ただいまー」

「……おかえり」




私が冷たく接してもニコニコと笑うお姉ちゃんの心がわからない


どうせ心の中では

引き立て役だとか

出来損ないだとかに思ってるくせに




「ねぇ、A聞いて!
今日ねクロがさー……」




よくお姉ちゃんは、部活の話をしてくる


そしてよく、『クロ』という名前がでてくる



その人に恋心を抱いているのかは、しらないけど

仲がいいのは、確かだと思う



確か研磨の幼なじみって言ってたっけ

話したことはないけど、特徴的な髪型だからよくわかる




「それでねー……」

「ごめん、絵描かなきゃいけないから」

「あ……
そっか、ごめんね」




お母さんの冷たい視線に気づいて、立ちあがり自分の部屋

……の隣りの部屋に入る


そこには、たくさんの絵の具と筆

水入れなど、絵に関するものだけ置いてあった




簡単に言えば、絵を描くだけのために作った部屋だ


中学校で美術の先生をしているお母さんは、私の絵を見て何かを感じたらしい


それから、なぜか絵を描いてばかりだ



絵を描くことが嫌いなわけではないから、苦ではない



でも、お母さんの目に


私ではなく


私の『絵』にしか目がいっていないのは、気付いていた



そして、私を使って自分が称えられたいと思っていることもわかっていた

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設定タグ:ハイキュー , 妄想少女w , 音駒   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:妄想少女w | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年3月5日 10時

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