私が思っていたより兄は重症でした。【名前変換オリジナル】

レベル６ ページ8

あ｢え？｣



女子を見ると、私の後ろを見て驚いている。



後ろ……？



後ろを見ると、一人の女子が立っていた。



長いまつ毛に大きな黒目、サラサラな黒髪ストレートロング。



まさに清楚な美少女。



私、この顔……見に覚えがある。



というか、学校の中でその人を知らない人はいないんじゃないか。



だって彼女は――



ﾓﾌﾞ｢やばっ、幹生徒会長ぢゃん！◯子行こっ｣



生徒会長だから。



幹やなぎ。



二年生から現在まであらゆる全ての仕事を完璧にこなすこの学校最も優秀な生徒会長。



更に容姿端麗、スポーツ万能という外面お兄ちゃんを女バージョンにしたようなスペックを持つ人でもある。



喋ったことはないけど、よく目が合ったりするので会釈くらいはする仲だ。



ミキ｢大丈夫ですか？原田さん(ｷﾗｷﾗ｣



あ｢…………｣



ミキ｢え……あの？そんなにジッと見てますけど……私の顔に何かついていますか？(ｷﾗｷﾗ｣



うーん。お兄ちゃんにそっくりな女子……ね。



良いこと考えちゃった。

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