【ｄ!】愛寵【合作】

ないものねだり　kn　☆ ページ1

kn sid

俺の好きな君はないものねだり


『あー、ロボロみたいな優しいお兄ちゃんがいたらな〜』

『もっと・・・』

いつも君は自分にないものを欲しがる
身長、家庭環境、友達関係・・・とにかく欲しがる
俺は君のないものねだりを聞くのが好きや
なぜなら１日に１回は

『あぁ、優しくて、一途で顔面国宝級の彼氏できないかな？』

その言葉を聞くと、まだ君には好きなやつがおらへんっちゅー事がわかるからや
まだ隣におれる。まだ俺にもチャンスがある。まだ恥ずかしくてこの気持ちを伝えられへんけど、きっと
そんな生ぬるいことを毎日のように思っていた。
でも

『あのね、シッマ！私ね、三組の○○と付き合うことになったの！でね＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』

俺にできる精一杯の作り笑顔で君の報告を聞く
あぁ、そんな報告聞きたない、やめてくれ。
毎日話していたのに、誰よりもそばにいたのに、君のねだっていた容姿や性格になれるよう頑張ってたんに・・・
あー、でも行動起こせんかったもんな、努力してるようでしてなかった気するわ
きっと伝えられたはずのこの気持ち。
君に届かなかった。
辛くて辛くてたまらない。
君のないものねだり聞けなくなるんや。
夜、１人の部屋君への気持ちが溢れて止まらない。
大好きだったこの恋、後悔しかないこの恋。
あー俺も君みたいにないものねだりしてみたいわ


君が振り向いてくれたらな…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
A sid

叶わなかった私の恋
貴方に付き合ったことを報告しても爽やかな笑顔を浮かべる。
私に気なんてなかったんだろうな。
勢いで返事してしまったことに後悔する。
告白を断っていれば何か変わっていただろうか。
いや、変わらなかっただろう。
私には貴方にこの気持ちを伝える勇気がないもの。
期待していたこの恋、後悔しかないこの恋
いつものないものねだりをしてしまう。

私に勇気があればなぁ…

スマイル一つ！　em　★→

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