前世の約束 2 (神様はじめました) (ページ21)

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71話ページ21

霧仁「いやこの景色には見覚えがある俺たちが最初に居た場所ここが黄泉比良坂の入り口付近だ」

「こんなに暗かった？」

霧仁「あの時は地上の光が穴からもれていたんだ穴の蓋を誰かが閉めやがった」

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その頃地上では..

巴衛「おいお前そこをどけ黄泉に用がある」

戦神「...久しぶりだな狐」

巴衛「お前なんか知らん」

戦神「黄泉に行きたかったのか残念だったなこの穴は俺が新しい結界岩で塞いだ..前のはガタがきていたからなこれで千年は持つだろう」

巴衛「岩をどかせ俺の主人がまだ中にいる」

戦神「あの娘が神だというたら自力で出てこられよう神でなかったというなら..ただの人間だったというならとっくに死んでいるだろう助けに行っても無駄なことだ」

巴衛「どけ！！」

カッ..

バチンッ

戦神「神使が神に勝てると思っているのか狐悪知恵の働く貴様のことだ大方あの娘を利用し昔のように好き勝手しているのだろうこの俺は騙されぬ狐は狐らしくここでもう一度退治してやろう」

虎徹「お待ちくださいませ戦神さま！巴衛どのはそれはそれは神使として優秀な狐でございますどうかどうか..」

ポン

巴衛「虎徹..この男の言う通り神使のままでは神に勝てんそうなっている...」

『巴衛これからは神使になってこの社に住むといい社の精達もきっとお前を歓迎している」

『俺は妖怪だそんな息苦しいところに住めない』

『大丈夫神使の契約を結べば苦もなく住めるただし神使になるということは黒も白に染められるということ神の制約を受けるということだ』

虎徹「..わかりました巴衛どの..」

虎徹(巴衛どの..たとえ形ばかりの契約を解かれても巴衛どのは社の立派な神使でございます)

戦神「主人の後を追わせてやろう！」

虎徹「妖に戻られませ！」

虎徹は打出の小槌で巴衛を妖に戻した

ボォンッ

戦神「....この化け狐め！！」