前世の約束 2 (神様はじめました) (ページ12)

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62話ページ12

「私をかむはかり場に案内してくれた神様を捜して欲しいの」

もしかしたら___

「みかげさんかもしれない」

乙比古「いくわよ！！忠告しとくわ黄泉国は死と再生の間の国生身の人間にはその空気を吸えばすぐに腐敗が始まる魂のない時期神や低級な妖怪は散りに還る行き来できるのは神だけよ Aちゃんはいちおう神だから大丈夫だと思うわ決して黄泉比良坂の巨岩門から中には入らないことね」

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「妖怪がたくさん集まってるよ乙比古」

乙比古「巨岩門が完全に口あけちゃってるわどうりで臭うとおもった」

妖怪「なんだぁ？」

妖怪「お頭あれは...風神乙比古神です！！」

妖怪「神だと！？いまはかむはかり中のはずだろ」

ギャアギャア

菊一「霧人様」

霧仁「お前達は隠れていろ」

霧仁「よりによってこんな場所でもう少しで...俺の肉体を取り戻せるはずなのに」

乙比古「この風神乙比古がちゃっちゃっと片付けてあげるわ」

妖怪「動くな風神」

ぐいっ

妖怪「神なら人を殺したくはあるまい」

乙比古「人間ですって？」

あ、あの人

どうしてここに___

妖怪「どっちにしろこの状況じゃ腹を決めるしかなさそうだお前の言う通り俺は黄泉に行くぜお前は俺の旅のお守りだつきあってくれるよな俺は不死身の身体で戻ってくる」

ダメ

その穴に入ったら___

バッ

行き来できるのが神だけなら____

「しっかりして手を伸ばして！」

私が連れ戻せるはず

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虎徹「どうなされた巴衛殿」

巴衛「いや...Aの声が下から聴こえた気がしてな」....