5.塗り替え ページ5
私は本棚に向かった。多分、マンガがあるはず。
友達が｢読んで読んで！｣って言って無理やり貸してもらった本が
あった、ラッキー！4巻だ、エレンが巨人化したらへんだろう。
｢はい、これ｣
「進撃の・・・巨人・・・？」
エレンは漫画を受け取ると、怪訝そうな目つきでタイトルを読んだ。
「簡単に言っちゃうと、エレンの世界のことが綴られてるの」
「なんだよそれ・・・」
エレンは恐る恐るページをめくる。
紙が擦れる音だけが部屋中に響いた。
エレンが口にした言葉は予想だにしない物だった。
｢これっ・・・オレ、じゃない｣
｢・・・えっ！？｣
なに？！そんなのありえない！
私は手元から漫画を奪い、ページをめくってみた。
エレンと言われている人物。
髪型も、顔の形も、なにか微妙に違う。
｢ほんとだ・・・これ、誰！？｣
主人公であるエレンがエレンじゃない。
別の人に変わってる・・・
｢でも、間違いない、これはミカサとアルミンだ！
オレがこういうことを体験したのは覚えてる・・・誰だ、コイツ｣
｢塗り替えられたんだ・・・でも、どうして・・・｣
｢お、オレはどうして、こんな世界に・・・
巨人を駆逐すると決めたのに！仲間が、仲間が・・・」
頭を抱えるエレン。
身体を縮こませて肩を震わせていた。
そりゃそうだよね。
目が覚めたら全くわからない場所に置かれてたんだもん。
無理もないよね・・・。
私は慰めるように、心配をなくすように
エレンの頭を自分のところへ抱き寄せた。
｢・・・っ？｣
｢大丈夫｣
「・・・え」
「帰れるまで、一緒に探そう？
それまで私はエレンの傍にいるから
私は、貴方の味方だから」
｢っ、すみません・・・｣
抱き寄せていた腕を放すと
彼の頬が少し赤に染まっていた。
なんだか、私も恥ずかしい。
咳払いをして立ち上がり、私は彼の前に片手を差し出した。
｢私の名前はA！よろしくね、エレン｣
｢は、はい｣
｢敬語は禁止！｣
｢・・・！ああ、よろしくな、A｣
エレンは微笑んで私の手を握った。
ラッキー巨人
巨人化エレン
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http - すいません。二回押しちゃってました（；＿；） (2017年6月30日 15時) (
レス) id: 47288b264f (このIDを非表示/違反報告)
http - 逆トリ＆エレンさいこうぅぅうぅうう！いつも楽しく読ませてもらってます！最終的にはエレンとくっつくのかな？これからも更新頑張ってください！(*^o^*) (2017年6月30日 15時) (レス) id: 47288b264f (このIDを非表示/違反報告)
http - 逆トリ＆エレンさいこうぅぅうぅうう！いつも楽しく読ませてもらってます！最終的にはエレンとくっつくのかな？これからも更新頑張ってください！(*^o^*) (2017年6月30日 15時) (レス) id: 47288b264f (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます(*^^*)そうですよね！エレンを知ってるのは主ちゃんなんですから！！主ちゃんとエレンは運命共同体（（ 更新ノロマですが宜しくお願いします！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年8月21日 16時) (レス) id: 72138166f9 (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - 萌花さん» コメントありがとうございます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))遅れて申し訳ないです(T ^ T)胸キュンしていただいて嬉しいです(*^^*) (2015年8月21日 16時) (レス) id: 72138166f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めるこ
| 作成日時：2013年7月20日 14時
