52鈍感なエレン君に困る ページ5
「ふぅ〜、すっきりした」
お風呂に上がったエレンは
濡れている髪をタオルでくしゃくしゃと拭いて、ソファにぼふ、と倒れた。
私が不機嫌なのに気付くはずもなくリモコンを慣れた手つきで操作した。
｢ドライヤー・・・持ってくる
手、まだ痛いでしょ｣
｢ん？あぁ、ありがとう｣
ドライヤーを持ち、ソファの下の絨毯に座らせた。
｢乾かすから、後ろ向いて｣
｢お、おう｣
不機嫌な私は思い切りスイッチを押す。
どうせ、音で聞こえないだろうし
不満、言っちゃえ。私。
｢どこにもいくなバカ、アホ｣
予想通り、反応なしと思っていたエレンが後ろを向いた。
っ、嘘、聞こえた・・・？
彼の声はかすかに
｢なに？｣
｢っ！！｣
私の持っている手をエレンが掴む。
｢っ・・・な、なに！？｣
やばい、聞こえたかもしれない。
バクバクと音を立てながら冷静を装いスイッチを消す。
｢なにかいったか？｣
よかった。鈍感で。
｢な、なんでもっ｣
｢そうか｣
再びご機嫌そうにテレビを見ているエレン。
やっぱ嘘。よくない！！
せっかくの夕ご飯だって、私をよそに早く食べて歯磨きしちゃって
｢ごめんな。明日はオレ、学校行くから。
寝かせてくれ｣
エレンは疲れたようでさっさと布団にもぐった。
ちょっと、どれだけ人が心配したと思ってるの。
おかげで今日の授業まともに板書できなかったんだから・・・！
もういい、私の事、どうでもよくなったんだ
修学旅行なんて、キャンセルしてやる！！
私は荒々しく用紙を取り出し
｢えい！！｣
ボールペンで｢いいえ｣に丸をした。
紙をテーブルに置いたまま、ベッドに移動して乱暴に倒れた。
エレンくんが一言
｢え？ミカサ？普通の家族だけど。お前？お前は･･･。内緒｣
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めるこ(プロフ) - パオパオさん» ありがとうございます！そうです、決してクレアのものではありません( *｀ω´)ぜひこのエレンを独占しちゃってください♪ (2018年10月13日 11時) (
レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
パオパオ - エレンは私のもの！！…更新頑張ってくださいね！！ (2018年9月2日 23時) (レス) id: 9d2223bf2d (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - reiponnさん» コメントありがとうございます！おそらく想像もつかないような展開になると思いますので、見守っていただけますと嬉しいです(o^^o) (2018年7月23日 19時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
reiponn(プロフ) - ああああああああああやめてえええええええ、クレアちゃんに興味示したらだめええええ泣ちょっと雅くん（＾ω＾）ちょっとお邪魔かな？うん（＾ω＾）この二人が幸せに結ばれますように！！更新頑張ってください！ (2018年7月15日 17時) (レス) id: 61a6d8b17c (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます！はい、頑張らせていただきます(T ^ T) (2018年5月29日 16時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めるこ
| 作成日時：2014年1月17日 22時
