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80.気のせいなのかな ページ33

「クレアちゃん。防空壕にいたとき、何か変な事とかなかった?」


「変な事…?」と想像通り首を傾げた彼女にもう一回問う。


「たとえば、気分が悪くなるような事を吹き込まれた、とか」


「ううん、バスに乗るまでから吹き込まれるようなことはなかったよっ!

Aちゃんと席を交換してから、お水飲んだくらいで…

レイカン?とかもないと思うし」


「タイムログでバス酔いしたのかも」とにへら笑いを浮かべたので「そっか」と冷蔵庫にある飲み物に手を伸ばした。

霊感などがなかったら他に、なにであれだけ体調を悪くするんだろう。

本当にバス酔い…?時間差で起きたりするもの…?

でもなにか意図的なものがない限り、確信に繋がるものはない。クレアにも心当たりがないわけだし。

私の思い違いだろうか。

まあでもこうして今クレアが元気に歩けているんだから、心配する必要はもうないのかな。


口を付けた飲み物のキャップを閉めた後
シン、少し静まり返る。
話すことがなくなってしまったな。

どうしよう。



「ねえ。クレアちゃんって好きな人いるの?」



しまった。
沈黙に焦ってなにか会話のワードを頭で探っていたら、微かに思いを隠していた言葉がつい出てしまった。

案の定「…えっ!?」と声を上げる彼女を見て、やっぱりか、なんて冷静に判断してる自分がいた。



「もしかしてエレンとか?」



私、こんなこと聞いてなにを求めてるんだろうか。
後先知らず自分を傷つけてしまうかもしれないようなことを聞くなんて。



「わ、私はまだ…」


「もしそうなら応援するよ」



ヤケクソの感情でクレアの心を揺さぶるなんて酷い女。
そんな気全くなかったくせに。



「Aちゃんは好きじゃないの?」



一瞬思いとどまったが
鉛のように重くなった頭をうん、と動かした。



「私はエレンのこと恋愛感情で見たことないし」

「2人ならすごくお似合いだと思うなあ」




「そ、そうかなあ…」と頰を染めるクレアに対して、うまく笑えているのだろうか。


両手でペットボトルを強く握りしめていたせいか、飲み物がぬるくなった。


ああ
今の自分、すごい滑稽だ。
誰かこんな私を嘲笑して欲しい。



.

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エレンくんが一言

「え?ミカサ?普通の家族だけど。お前?お前は・・・。内緒」


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めるこ(プロフ) - パオパオさん» ありがとうございます!そうです、決してクレアのものではありません( *`ω´)ぜひこのエレンを独占しちゃってください♪ (2018年10月13日 11時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
パオパオ - エレンは私のもの!!…更新頑張ってくださいね!! (2018年9月2日 23時) (レス) id: 9d2223bf2d (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - reiponnさん» コメントありがとうございます!おそらく想像もつかないような展開になると思いますので、見守っていただけますと嬉しいです(o^^o) (2018年7月23日 19時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
reiponn(プロフ) - ああああああああああやめてえええええええ、クレアちゃんに興味示したらだめええええ泣ちょっと雅くん(^ω^)ちょっとお邪魔かな?うん(^ω^)この二人が幸せに結ばれますように!!更新頑張ってください! (2018年7月15日 17時) (レス) id: 61a6d8b17c (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!はい、頑張らせていただきます(T ^ T) (2018年5月29日 16時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めるこ | 作成日時:2014年1月17日 22時

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