51.寂しさと怒り ページ4
「修学旅行申し込みの用紙配るから、明後日までにもってこ〜い」
お昼が過ぎ
授業が終わり、帰り支度をする。
前の席から用紙をもらう。
もちろんエレンの分も持ち帰る。
「修学旅行かぁ〜！楽しみだなぁあああ〜♪」
｢うん、そうだね・・・」
楽しそうにしている天里を見ると
どうしても｢いけない｣と言えない。
家に帰って「いいえ」に丸をつけなきゃいけないから。
｢ごめん、今日用事あって、先帰るね｣
｢うん、わかった！ばいばい｣
重い足取りで鞄を握りしめ
私は駆け足で自宅へ戻った。
｢ただいまー・・・｣
またシンと静まる玄関。
電気さえも付いていない部屋を見て、ひどく寂しく感じた。
｢このままエレンがいなくなったら
本当に私寂しくて死んじゃうかもな・・・｣
自分で苦笑いを浮かべる。
いつか還るときが来るっていうのに。
なに依存しちゃってるんだろう。
｢エレン、どこいったのかな｣
帰ってきたら、少し問い詰めてみよっと。
いつも通り食事の準備をする。
エレンは帰ってくるときいつも疲れた様子でお風呂に直行する。
疲労が溜まっているならスタミナがある肉を食べたほうがいいだろう。
ひき肉を取り出し、ハンバーグの調理を開始した。
｢ただいま！！｣
｢っっ！！｣
大きな音を響かせ、私に叫ぶその声。
ハンバーグをこねるのを中断し、玄関に向かう。
｢おかえり･･･｣
エレンだ。
エレンの顔を見たと同時に
良くない感情が芽生えていた。
｢遅いよ・・・なにしてたの｣
｢ごめんな。あのさ、汗かいちまったんだ、風呂はいってもいいか？｣
ま、また！？
エレンの髪が少し濡れている。
｢・・・いいけど｣
｢悪いな！｣
そんな私の様子に気付くことなく、お風呂に向かっていく。
なによ。こんなに心配してる私がバカみたいじゃない。
思わずため息をし、俯いた。
｢怒ってんのに。気付け・・・バカ｣
.
エレンくんが一言
｢え？ミカサ？普通の家族だけど。お前？お前は･･･。内緒｣
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めるこ(プロフ) - パオパオさん» ありがとうございます！そうです、決してクレアのものではありません( *｀ω´)ぜひこのエレンを独占しちゃってください♪ (2018年10月13日 11時) (
レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
パオパオ - エレンは私のもの！！…更新頑張ってくださいね！！ (2018年9月2日 23時) (レス) id: 9d2223bf2d (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - reiponnさん» コメントありがとうございます！おそらく想像もつかないような展開になると思いますので、見守っていただけますと嬉しいです(o^^o) (2018年7月23日 19時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
reiponn(プロフ) - ああああああああああやめてえええええええ、クレアちゃんに興味示したらだめええええ泣ちょっと雅くん（＾ω＾）ちょっとお邪魔かな？うん（＾ω＾）この二人が幸せに結ばれますように！！更新頑張ってください！ (2018年7月15日 17時) (レス) id: 61a6d8b17c (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます！はい、頑張らせていただきます(T ^ T) (2018年5月29日 16時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めるこ
| 作成日時：2014年1月17日 22時
