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69.先生事情 ページ22

夕食を終えると、クラス達がレクの出し物をした。
楽しかったためか、興奮が収まらないまま部屋に戻り、入浴を終えた。

天里は携帯を開いて時間を確認する。
「あ〜まだ9時じゃん、10時に就寝とか早いよね〜」と台詞に見合わず欠伸をする。



「あ!そうだあれしようよ!」




携帯を閉じ、ひらめいたように彼女はこう言った。




「恋愛トークだよ!恋愛トーク!」


「よし、トランプしようか」


「えーつまんない!!」



頰を膨らませあからさまに嫌だと言うような表情を見せる。
恋愛トークなんて、私にはないもん。
天里だってきっと幸せでしょう。




「いいじゃん。スピードみんなでやらない?」




それに対し、「案外それいいかも」と呟く彼女。
無事に恋愛トークを回避してスピードをやることになった。

意外と盛り上がり、消灯時間前。
電気をパチッと消すと、皆布団に潜り込む。

今日1日探検をしていたせいか、天里たちは寝息を立てて熟睡していた。


完全消灯まであと20分か…。
…クレアの所、行ってみようかな。病状も心配だし。
さっき隼人くんに聞いた所、廊下を曲がって一番奥と言っていた。そこが保健室になっているんだろう。

扉をそっと開け、彼女の方へ向かった。



「…で、クレアちゃんの…」




…!先生の声だ。

クレアがいるであろう保健室。
扉は半開きになっており、遠くからでも声が通って聞こえた。
何か言ってる。聞き耳を立てた。



「本来はホテル…着けば落ち着くはず…ですけど、あまり良くならないのは…」

「お……してる…症状も出てますし、もしかしたら…」

「…、なんてそんな、問題ですよ!」

「でも症状を見る限り、それしか…。今晩眠れば良くなりますんで、それ…ゆっくり寝…ましょう」




一番肝心なところが聞こえない。聴覚はいいはずなのに中々拾えない。
クレアがなに…?心霊的に崩したわけじゃないってこと…?

先生たち数人の声がたびたび聞こえるのを聞いた私は、やめておこうと足を後ろに引きずるように後ずさりした。

徐々にそこから離れていく
背を向けてさぁ走ろうとしたその時だった



「…!!」



私の口に勢いおく何かか被さった。
被さったんじゃない、背後にいた誰かに口を塞がれたのだ。



.

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エレンくんが一言

「え?ミカサ?普通の家族だけど。お前?お前は・・・。内緒」


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めるこ(プロフ) - パオパオさん» ありがとうございます!そうです、決してクレアのものではありません( *`ω´)ぜひこのエレンを独占しちゃってください♪ (2018年10月13日 11時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
パオパオ - エレンは私のもの!!…更新頑張ってくださいね!! (2018年9月2日 23時) (レス) id: 9d2223bf2d (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - reiponnさん» コメントありがとうございます!おそらく想像もつかないような展開になると思いますので、見守っていただけますと嬉しいです(o^^o) (2018年7月23日 19時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)
reiponn(プロフ) - ああああああああああやめてえええええええ、クレアちゃんに興味示したらだめええええ泣ちょっと雅くん(^ω^)ちょっとお邪魔かな?うん(^ω^)この二人が幸せに結ばれますように!!更新頑張ってください! (2018年7月15日 17時) (レス) id: 61a6d8b17c (このIDを非表示/違反報告)
めるこ(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!はい、頑張らせていただきます(T ^ T) (2018年5月29日 16時) (レス) id: d8157e943f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めるこ | 作成日時:2014年1月17日 22時

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