武装探偵社のわんこ。

わん×4 ページ5

あの後谷崎くんやナオミちゃん、与謝野女医、乱歩さんに会ってたくさんちやほやされた。


人間だったら顔のニヤケやばいだろうな…


すると、社長が。

『わん！』

「うわっ」

私が吠えると太宰さんが肩を揺らして驚く。

なんてこった…


社長はこちらを見ると顔をしかめた。

「なんだこの犬は」

すると敦くんが慌てて説明する。

「あ、えーと、なんかついてきちゃって、泥だらけだったので取り敢えずお風呂に入れました。」


社長猫好きだもんね…悲しいわ…

あれ、敦くんも猫好きだった…
あ、でも敦くんカメレオン好きなんだよね

カメレオンになってくればよかった！！！


なんてこった！！((本日2回目))


すると目の前に社長が。

スッと抱き上げてくれた。


野良ニャンコの匂いが着物からします


くっ…


あーあ、猫になりたかったな！！
なんてヤケクソに叫びたい。



しかし、社長はそのまま頭を撫でてくれてとても心地よかった。


因みに太宰さんは部屋の隅でこちらを伺っている。

とても面白い光景だ。


太宰さんにこのまま近づいていってやろう。

社長の腕の中から出て太宰さんを見る。



「なんだ、太宰は犬が苦手なのか？」

社長の問いに声を出さずに頷く太宰。


ふふふ…近づいていってやる！！


「そうだ！この機会に太宰さんも犬を克服して見てはどうでしょう！」

敦くんが笑顔で太宰さんに言ってくれた。


ナイス敦くん！！！

そうして、太宰さんにゆっくりと近づいて行った。

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