鶯色の神隠し【刀剣乱舞】 (ページ39)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:42,706 hit

39.行ってやるページ39

鶯丸「………A…」

驚いた。女のほうから押し倒すなんて……。

A「＿＿鶯のことが好きなの…っ！」

長い黒髪を耳にかけ、Aは少し頬を膨らませて言った。可愛すぎる。反則だろこんなの。

鶯丸「＿＿＿全く……俺が今どんな気持ちでここに居るのか分かっているのか？」

A「え……？」

上半身を起こし、Aの頬にそっと手を添える。
びくりと震え、Aはぎゅっと目を瞑った。

鶯丸「＿＿＿＿本当は……いや、やめておこう。」

A「＿＿もうっ…///おどかさないでっ…！………ねぇ鶯。明日ね、家にお相手の男性が来るの。だから一回帰らないとなんです…。あの…近侍の刀剣男士は同行しても良いって言われたのだけど……来てくれますか？」

鶯丸「ふっ…主も酷なことを言うな。」

A「……すみません。」

主を1人で行かせるわけないのに。
そんな顔するな…

鶯丸「＿＿嘘だ。行ってやる。」

A「……！ありがとう…っ」

明るくなる表情に、俺も笑顔を返した。