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28.頑張ることすら ページ28
A「__違う……そうじゃ…ないんです……。別に相手の人が嫌いとかそうでは…なくて…っ…!」
ここで気持ちを伝えられたらどんなに楽か。
たった2文字の言葉を言うことが許されない私の立場。
苦しいよ……
恋愛にはずっと憧れていた。
でも、
こんなに苦しいなんて知らなかった
鶯丸「__大丈夫。君ならやれる。」
A「…っ!」
「「頑張れ、君ならできる。」」
A「__出会ったばかりのころも、鶯はそう言いましたね…。でも……もう審神者として頑張ることすらできなくなる__」
こんのすけ「主殿ー!主殿ー!どちらにいらっしゃいますか?2205年より手紙が届いておりますよー!」
向こうでこんのすけが呼ぶ声が聞こえた。
きっと手紙は家からに違いない。
お見合の日程が決まったのだろう。
A「………行かなきゃ…。」
私は涙を袖で拭い、着物の裾をひるがえした。
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