Power Ring _____ (ページ8)

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りんぐ。8 ページ8

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廉｢八雲さん、俺らと一緒に冒険しよう。｣

長妻｢俺らに力を貸してください。｣

｢そんな…無理だよ。私には｣

顕嵐｢…なあ、『Dream Tune』って知ってるか？｣

｢もちろん、知らないわけないじゃん｣

あたしの両親を手にかけた奴らなんだから。

顕嵐｢あいつら、俺らの指輪、狙ってるんだよ。

普通の人間じゃ、あいつらを潰すことはできない。

お前、一人でいて、あいつらに殺られてもしらねーぞ。

どのみち、あいつらを潰すには、この指輪が必要ってわけ。

お前がいねぇと、あいつら消えねぇぞ。｣

あたしがいないと…今以上に被害者がでる…？

そのニュースをみて私は耐えられるの…？

いや、もうこれ以上、あたしと同じ思いをする人なんて増えて欲しくない。

なら、私がすることはただ一つ。

｢…いいよ、私も一緒に冒険する｣

長妻｢やった！！｣

廉｢よっしゃ。｣

顕嵐｢よくできました。｣

初めて見た、ニコって笑う阿部くんの心からの笑顔。

阿部くんの笑顔をみると、心があったかくなった気がした。

長妻｢ねえねえ、俺、Aちゃんって呼んでいい？｣

｢いいよ？笑｣

長妻｢やった、俺のことは怜央って呼んでね？｣

｢うん！｣

廉｢ながつずりぃ、

俺、Aがいい！｣

｢いいよ笑｣

廉｢じゃあ、廉ってよんでな！｣

｢分かった～！｣

廉と怜央。

二人ともいい名前だよね笑

長妻｢顕嵐は呼んでもらわなくていいの？｣

顕嵐｢どーでもいい｣

廉｢じゃあ、顕嵐って呼んであげて、喜ぶから｣

コソっと私に耳打ちをする廉。

｢…顕嵐？｣

顕嵐｢…ｯｯは？！｣

長妻｢照れてる～笑｣

顕嵐｢ばｯｯ、照れてねーよ！｣

廉｢説得力ねぇ～笑

女慣れしてないもんな笑｣

｢はは、顕嵐、面白いね笑｣

顕嵐｢なんだよ…Aまで。｣

｢…え？｣

長妻｢おお？！

顕嵐が女の子のこと呼び捨てにしたぁあ！｣

廉｢わぁお。珍しｯｯ

心開いてくれたよ、よかったな笑｣

｢へへ笑｣

顕嵐に呼び捨てにされた時はちょっとドキってしたな…笑

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