Power Ring _____ (ページ4)

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りんぐ。4 ページ4

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この村に来てから3日後

あたしはこの村の高校に転入した。

小さな村だからと言って、

生徒数が少ないわけでもなく、

それなりに人数のいるわいわいした学校。

先生｢今日は転入生がいる

八雲Aさんだ。仲良くするように｣

｢八雲Aです、よろしくお願いします！｣

『かわいい～』

『美人…！』

先生｢八雲は、あの空いている席に｣

｢え…と、どっちですか？｣

先生｢あ、ああ、窓際の方だ｣

先生が指したのは、

窓際の一番後ろ。

いわゆるラッキー席。

席に座って窓の外を眺めると

綺麗な山と海、そして青空が広がっていた。

気になったのは隣の席。

誰もいない。どうしたんだろ？

遅刻かな。

?｢八雲さん、よろしくね！

あたし、神原皐月(カンバラサツキ)！｣

｢あ、よろしく！皐月ちゃん！｣

皐｢皐月ちゃんなんて硬いよ、皐月でいいから！｣

｢分かった！皐月ね！｣

皐｢うん、A！｣

｢ねえ、皐月、あたしの隣の席って？｣

皐｢あぁ～、阿部くんね。

まあ、いったらヤンキーみたいな笑

髪染めたりとか、タバコ吸ったりとかじゃないんだけど、

遅刻してきたり、授業中寝たり、

まあ、喧嘩もするんだ。

危ないからあんまり、近寄らない方がいいよ。｣

｢へー、そうなんだ。｣

ガラｯｯ

皐｢あ、言ってたらきた。｣

勢いよくあいたドアの方をみると、

制服を気崩した、絶対話しかけんなオーラをかもし出した、イケメンが入ってきた。

顕嵐｢…お前誰｣

｢あ、転入してきた八雲Aです｣

顕嵐｢あっそ。｣

…無愛想だな笑

阿部くんが机に突っ伏したと同時に授業開始のチャイムが鳴り響いた。

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