Power Ring _____ (ページ12)

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りんぐ。12 ページ12

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顕嵐｢A、行くぞ｣

｢ああ、うん｣

皐月｢Aってすごい…！！｣

いや、だから！！笑

凄くないんだよ笑！！

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長妻｢Aちゃん！！！！｣

昼休みになり、顕嵐と屋上に向かうと

既に二人はいて、ドアを開けた瞬間、勢いよく怜央が飛び込んできた。

｢れ、怜央…。

苦しい｣

長妻｢ごめんーー｣

怜央は身長も大きいから苦しいのよ…

｢いいけど笑

今日も空が青い…｣

青くすんだ空を見上げるたびに、お母さんとお父さんを思い出す。

廉｢空ねぇ…。

この空を俺らが守らなきゃな｣

｢そうだね…。｣

｢思ったんだけどさー、

この指輪に隠された何かって何？｣

廉｢それが分かってたら苦労せえへんやん笑
｣

｢そ、そうだよね笑｣

｢でも、それってどう探すんだろうね笑｣

顕嵐｢気ままに行けばいいんじゃねーの｣

長妻｢まあ、それもそうだね｣

｢まって、このメロンパン美味しい！｣

長妻｢ここのメロンパンは絶品だからね｣

廉｢この前、雑誌の取材したんでしょ？｣

｢え、それ凄いね～！！

それならさ、それなりに人気出るはずだよね

よく、こんなに買えたね｣

前には10数個のメロンパン。

長妻｢道行く女の子達が譲ってくれるの｣

廉｢ほんと大丈夫なのにね笑｣

｢へ、へぇ～笑｣

そんなメロンパンをあたしが食べていいのか…笑

顕嵐｢…あ、安井くん｣

廉｢よう、みえんな笑｣

顕嵐｢視力がずば抜けてるからね｣

｢みんなの能力ってどんな能力なの？｣

廉｢俺は嗅覚がずば抜けてるんだ。

コントロールはできるんだけど、

自分に必要な匂いはだいたいは鼻に入ってくる。｣

長妻｢俺は聴覚。

俺もコントロールはできる。

人の噂話とか、ちっちゃい声、悲鳴が聞こえるようになってる。｣

顕嵐｢俺の目は、

遠くの場所まで見えるってことだな。

そこの海の近くに

『Sea』ってカフェ見える？｣

｢え、どれ？見えない｣

顕嵐｢俺、そこの看板のちっちゃい文字まで見える。｣

｢え、すごい！｣

長妻｢Aちゃんは？｣

｢あたし…？？

あたしは…｣

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