夢見心地_06 ページ7
*
そして俺の見つけた新しい
とうとう終焉が近付いていた。
…
いつものように家に足を運んでも彼女が
気怠げににしんどそうな顔をする日が増えた。
「何、熱？ずっと家にいるんだし
どこから風邪菌なんか貰って来るわけ…」
『瀬名さんしかこの家に来る人いません..』
「……あっそ、」
舌打ちと共に気に入らないとさえ思えた。
俺が丹精込めて創り上げたモノを壊されたような気分
「今日のところは帰るから早く治しなよ。」
『はい、ごめんなさい…』
「うん」
何事も無く、ドアは閉められ鍵の閉まる音が聞えた。
「ごめんなさい」…その六文字に違和感を覚える
俺に申し訳ないと思っているのか…
とすれば、少なからず彼女は俺の事を求めているとも
受け取れる。言葉とは実に意味深だ..
…
だけど、日が経っても経っても
あの女の体調が優れる兆しは無かった。
どうしてだろうか..
そこでふと思い返される夜の思い出______
そういう事か、
俺はバイクに跨りアパートまで急いだ。
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ゆめゆら。(プロフ) - ゆあさん» 勿体無いお言葉です、甘々のハッピーエンドよりこういう話の方が私には綴り易いです（笑）ありがとうございました。 (2016年4月2日 10時) (
レス) id: 4e91be757d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめゆら。(プロフ) - 菫さん» 読んで頂きありがとうございました* (2016年4月2日 10時) (レス) id: 4e91be757d (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - とても感動しました！ゆめゆら。さんの作品はどれも素敵なものばかりで、いつも楽しみにしています。 (2016年4月1日 10時) (レス) id: a2e2f69fa3 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - 更新楽しみです！頑張ってください！ (2016年3月31日 21時) (レス) id: 01be289194 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめゆら。
| 作成日時：2016年3月31日 17時
