No.26 数年ぶりの更新！！ ページ27
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ついさっきまで、殺気ムンムンだった彼女をそっと抱き寄せれば小さく震え、静かに涙を流していた
頭を乗せられた左肩が徐々に濡れていくのを感じながら沖田は口を開く
「…A」
『…なに？』
「……姉貴ってのはな、何よりも弟を、家族を大切にしなきゃあいけねーんだ…俺にも姉さんがいたから今の
優しく喋りかける彼の脳内にふと、優しかった姉の姿が、今はもう居ない姉の姿が思い浮かぶ
「俺に偉そうに言われるとムカつくかもしれねえ、だけど少しでもいいからアイツの事気にかけてやってくれねえか」
静かに話を聞いていた彼女の頭を撫でると、ズビッと鼻を啜り重い口を開いた
『…努力はしてみる…
だけど、これまであたしはずーっと酷い態度をとってきた、世間一般で言う姉とは程遠い、ろくでなしだよ
目の前にいる弟とどう向き合っていけばいいのかさっぱりわかんないよ、あたしは…！』
嗚咽を漏らし、背中に腕を回す彼女を抱きしめ直す
「向き合い方がわからねえ？んなもん、簡単じゃねえか
そばにいてやりゃいいんでィ
側にいて、アイツが困ってたら話を聞いて
泣いてたなら抱きしめて
笑ってたら、顔くしゃくしゃにして一緒に笑え
これだけ出来りゃ、十分さ」
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2022年7月
どうも皆さまこんにちは
大変お待たせしました、久しぶりの更新となりますいちご牛乳です
やっとノートに書き溜めてた文を解放出来ましたよ
やっぱ小説書くのは楽しいね！
毎日更新は無理かもしれないけどまたちまちま書いていきますのでよろしくお願いします🥺
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作者名：いちご牛乳 | 作成日時：2016年10月2日 22時
