Stage.27 ページ28
side:Crazy M
「〜♪」
今日は輝夜殿を招待する日
今日に備えて昨日は山の至る所に罠を張って新鮮な獲物を狩ってきた
これだけあれば輝夜殿をきっと満足させられる筈だ
最近は左馬刻も銃兎も忙しい為、小官の手料理を振る舞うことが出来なかった
久々に誰かに食べてもらえることに喜びを感じた小官は、嬉しさの余りハミングしながら調理していた
「そうだ、この虫をソースに使えばきっと…、…!」
調理中とは言え、敵がどこから現れるか分からないのがサバイバルの基本
近くに感じた気配に全力で警戒するが、それが今回の客人と分かった途端顔が綻んだ
「輝夜殿!」
「おー、やってんなぁ理鶯。ここに来る途中に罠幾つか見たが、凝ったのを使ってるなーお前」
「うむ。今日の歓迎の食事会の為にも良い獲物を獲りたかったのでな、今回は罠の質を上げてみた」
「そりゃ嬉しいな、食うのが楽しみだ。あ、これ酒な。料理に使えるのもあるから、良かったら貰ってくれ」
「!嬉しいな…!これで料理の幅が広がる」
「俺と同じで、理鶯も料理好きだもんな。今度来る時は俺オススメの調味料でも持ってこようか」
「有難い!」
輝夜殿から頂戴した酒も使い、料理全てを並べる
どれも精力がつく食材を使った料理で、我ながらよく出来ていると思った
「存分に味わってくれ」
「おー…!じゃあ、いただきます」
丁寧に両手を合わせて食前の挨拶をした輝夜殿は前菜の山菜を使ったサラダに手を付ける
左馬刻や銃兎に食べてもらう時とは違い、何故か緊張してしまう
鼓動が輝夜殿にも聞こえるのではないかと不安に思いつつ、彼女の咀嚼する姿を見つめる
口に合っただろうか…
「……美味い」
「!本当か…?」
「あぁ、美味いな理鶯!山菜なんて海外じゃ食べれなかったから、嬉しいよ。ドレッシングとも良く合うし、絶品だ」
「そう言ってもらえて嬉しい」
「ん…この料理も美味いな!理鶯、お前本当に料理上手だな」
「輝夜殿に言われると、自信がつくな」
「俺でいいなら幾らでも言うぞ」
普段の凛々しい微笑みとは違った温かい笑顔を見せる輝夜殿は、きっと人を喜ばせる天才なのだろう
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実弥&サソリLove - 初めまして。凄く面白い!夢主あねご最高! (2020年12月13日 22時) (レス) id: 12fa219545 (このIDを非表示/違反報告)
壽(プロフ) - 薫さん» ありがとうございます<(_ _)>身に余るお言葉です (2019年4月26日 11時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
薫 - うわー、最高です (2019年4月25日 15時) (レス) id: 64c2b3de79 (このIDを非表示/違反報告)
壽(プロフ) - エゴノキさん» コメントありがとうございます(〃'▽'〃)久々の更新になってしまいましたが、これからも宜しくお願いします (2019年4月19日 10時) (レス) id: 9e657700dc (このIDを非表示/違反報告)
エゴノキ - 品のあるお話の構成や夢主に惚れました。更新のんびり待ってます。 (2019年4月6日 11時) (レス) id: 9aac4ac7b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壽 | 作成日時:2019年3月1日 12時