【ヒプノシスマイク】姐御のお通りだ【番外編】

誰の子？…Buster Bros!!! ページ10

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写真が流出した先では…―――





―萬屋ヤマダ





「兄ちゃぁぁああああんん！！！」

「うぉ！？ど、どうした二郎！？」

「うるっさいぞ低能！！近所迷惑って言葉を辞書で引けこの馬鹿！！」

「それ所じゃねぇんだよ！！これ見てくれよ、兄ちゃん！」

「何だこれ？…あ、麻天狼のホストの人のTwitterか？」

「二郎お前、仮にも敵チームの人間のTwitterをフォローしてるのか？馬鹿なの？」

「うっせぇ！友達(ダチ)の姉ちゃんがフォローしてるだけだっての！つーか問題はそこじゃなくて……これ！！」

「「ん？………はああぁッ！！？」」





二郎のスマホの画面に映し出されたのは、生まれてすぐの赤ん坊を大事に抱いて微笑む煌夜だった
服装がいつも来ているかっちりしたスーツとは違い、ラフな私服である
それだけで3人は彼女のプライベート写真であると理解した





「え、これ、赤ん坊…だよな？」

「"煌夜ちんの聖母スマイル、プライスレス！"って……」

「何で…一体何が起きて……」





暫しの間混乱した3人だったが、『本人に確認しよう！』という結論に至り、電話した





「…もしもし、煌夜さん！？あの、写真にあった赤ん坊って一体誰との子供なんですか！？」

　『あ、俺が産んだ説になってんのか』

「違うんですか！？」

　『一二三のSNSでも見たんだろ？それに映ってる赤ん坊は知人の子なんだ。今預かってる』

「そ…そうなんですか…。あー…ビックリした…ッ」

　『紛らわしい真似して悪かったな』

「いえ、こっちが勝手に騒いでただけなんで…」

　『んー…お前らが一番まともっつーか、被害が最小限だったんだけどな？』

「え？それってどういう…」

　『っと…悪い、赤ん坊が目ぇ覚ましたから切るわ。またな』

「あ、はい…」





「とりあえず、煌夜姐さんの子供じゃなかったんだ…」

「人騒がせな呟きだな、全く」

「でも、赤ん坊抱いてる煌夜さん、幸せそうな顔してて綺麗だったな」

「だよね！煌夜姐さんのあの笑顔は永久保存しなきゃ…！！」

「僕も保存しとこ…。また遊びに来ないかな、煌夜姐」

「そうだな。今度誘ってみるか」





一騒動あったが、すぐに平和を取り戻した3兄弟だった









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