【ヒプノシスマイク】姐御のお通りだ【番外編】

男になったら…1 ページ1

side:Mr.HC









平日の朝、俺のスマホが騒動の幕開けだった





「あ゛…？……姐御？」





こんな時間に姐御から連絡が入ることは滅多になかった
起き上がってスマホを操作した結果、姐御からとんでもないメッセージが送られていた





「………は？」



姐御すまん、やらかした





それだけで俺はベッドから飛び出し、身支度をして姐御の住むシンジュクに車を飛ばした









.









姐御が暮らしている会社と並列して出来たホテルの最上階
1フロアぶち抜いて出来ているだけあって、何度来てもデケェ

エレベーターを下りてすぐにあるインターフォンを、俺は焦りを抑えきれずに連打する





ﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｯ



「流石に煩ぇわ！！」

「姐御ッ！！…………………姐、御…？」

「やっぱりお前か…左馬刻」





ピンポン連打には姐御も流石にキレるよな、とか考えようとしたが…
それ以上にヤバい情報が俺の頭をパンクさせる

まず出てきたのは姐御で間違いねぇんだが、声がおかしい
普段の声より2段階ぐれぇ低くなってる
風邪とかだったら濁声(だみごえ)になって低くなるのは分かるが、この声はどう考えても風邪で出せる声じゃねぇ

最後に、というか決定的な情報がこれだ





「……姐御…筋肉ヤベェな……」

「俺もそう思った。理鶯超えてるんじゃねぇか？コレ」





そう、姐御には今、元海兵の理鶯すら超えるんじゃねぇかってレベルの筋肉がついている
正直男の俺でも羨む程綺麗でカッケェ筋肉の付き方してる
女が見たら見境なく襲われるだろうな

って、そうじゃねぇ





「姐御が…男になってる……」

「いやー……やらかしたわ」





首の後ろを掻きながら苦笑する姐御は、最早ただのイケメンマッチョだった









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男になったら…2→

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