1話 ページ2
司side
とある朝の出来事。
時計の針は登校完了時刻をとっくに過ぎている。
にもかかわらず、Aは未だに来ない。
どうせ道端で猫でも見つけて、猫の言葉を理解しようと
励んでいるのだろう。彼ならやりかねない。
そんな事を考えているとガラガラ、と扉の開く音がした。
「あれ、もう授業やってる」
「A、また遅刻か？
後で用紙に遅刻理由書いとけよ」
「はーい」
Aはオレの隣の席に座ると軽く会釈した。
遅刻しているというのに随分と余裕があるんだな…
「ねえねえ天馬」
授業も終盤に差し掛かった頃、
準備も終わったであろうAが
小声で話しかけてきた。
こういう時はだいたいロクな事が起きない。
無視をする。
「…天馬ー？おーい」
何があっても無視をする。
「てーんーまー、おい天翔るペガサス」
だんだんAの声のトーンが低くなっていく。
おそらくしびれを切らしたのだろう。
「まーってまってまってんまつかさー？」
何を言っているんだコイツは
「……もういいや、勉強しよ」
ああ、早くそうしてくれ。
オレもいい加減授業に集中しないとな…
「＿＿という事で今日の授業はここまでだ。
各自ノートをまとめたやつから休み時間に入るように」
何とか授業は終わり、隣の席を見ると
Aが机に突っ伏していた。
顔は見えないが、おそらく寝ているのだろう。
しょうがない…起こしてやるか……
「A、授業が終わったぞ＿＿
ってどうしたんだ!!??」
顔を上げさせるとAは物凄い勢いで泣いていた。
それはもう机に置いてあったプリントも濡れるほどに。
「お、おい…何があった……？」
「て"ん"ま"に"無視さ"れ"た"あ"ぁ"！！！！！」
「…は？？」
「俺が呼ん"だの"に"♭○□＊☆▲※！$& ‼︎」
「まず落ち着け!!!」
もう日本語ではない言語を話しているAと、
その様子を1歩引きながら眺めるクラスメイト。
なんなんだこれ…
「やあ、司くん！今日も実験に付き合って……
ってどうしたんだい、Aくん？」
「♭○□＊☆▲$□%☆＊○！& ‼︎」
「なるほど…それは酷いねぇ司くん」
「どうして類はAの言葉が分かるんだ!!」
「ふふ、どうしてだろうねぇ」
憎たらしい笑みを浮かべながら話す類。
今日も騒がしい1日が始まる…
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雑魚ゲーマーA - あのまりー。さん» あああ嬉しすぎます!!楽しんで頂けたようで何よりです！更新頑張ります…！ (11月7日 23時) (
レス) @page3 id: 7f46237843 (このIDを非表示/違反報告)
あのまりー。 - めちゃ面白いです〜！！夢主くんが豆腐メンタルなの面白い…！！司く〜ん！無視しないであげてくださ〜い！！この話めっちゃ面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！！ (10月29日 18時) (レス) @page1 id: a44144ac65 (このIDを非表示/違反報告)
雑魚ゲーマーＡ(プロフ) - 廻慧さん» わ〜!!嬉しいです!!😭😭✨そのコメントがお気に入り登録以上の価値があります…！ありがとうございます…！ (10月7日 7時) (レス) id: be10fee72b (このIDを非表示/違反報告)
廻慧 - 夢主のテンションが大好きです！！ログインできなくてお気に入り登録できないのが悔やまれる…… (10月4日 18時) (レス) @page2 id: 6c38b128dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑魚ゲーマーＡ | 作成日時：2023年10月1日 19時
