マフィティフ ページ42
初めてあんなに怒るペパー君を見たらしいアオイちゃんとコライドンは、顔を真っ青にして私の後ろに隠れて震えている。
「ご、ごめ、なさい…」
「ぎゅぁん…」
「あ、わりぃ大声出しちまって…」
『……協力してもらってるならきちんと話しておいたら？』
「そう、だよな…まぁアオイにならいいか。
でてこいマフィティフ」
そう言ってボールからマフィティフを出したペパー君は、今までの経緯を掻い摘んで話していた。
久しぶりに会うマフィティフは確かに呼吸も落ち着いてるけど元気とは程遠い。
「……….」
「ベイ…」
ボールから出たストリンダーもマフィティフの傍へよって撫でさすっている。
ストリンダーにとっても彼は兄弟のような存在なんだよね。
「うっうっ、そんなごどがあっだんだねぇぇっ！
なんにも知らなぐで、スパイス後回しにじでごめんんっ」
「いや、ヌシもなかなか強いしさ…
万全の状態で挑む方がいいしそこは気にしてねぇんだけど」
「ギョァアンッ」
『お前も泣くんかい、て言うか君たち私の服で涙やら鼻水拭いてない？』
「ずびっ、そ、そそそんなごどないよぉ？」
『誤魔化し下手くそか！ちょっえ、結構つけたな！？？』
背中に回した手がしっとりというかベットりするんだけど！あーもう、脱いで拭くしかないじゃん。
「はは、騒がしいちゃんだなお前らは。
ほらマフィティフ、ゆっくりでいいからちゃんと噛んで食えよ」
「……」
「おぉ、食べてる。
やっぱりペパーのご飯は美味しいもんね」
『確かに、オラチフの時からペパー君のサンドウィッチだけは残さなかったもんなぁ…』
「Aが作ったやつは大体パンからはみ出してたから殆ど拾って食うみたいになってたけどな」
『うっさいな、食べれりゃ一緒だよ！』
「「いやいやいや」」
「べいべい」
物凄い勢いで手を振る2人と肩を竦めるストリンダーを思いっきり睨んでから、マフィティフの方を見るとバチッと目が合った。
『？……あれ、マフィティフ目開いてたっけ？』
「へ？いや、ここ数ヶ月1回もあけて…あれ！？？」
「ばっっちりこっち見てるね？」
「ギャッス！」
つぶらすぎる瞳で一瞬見間違いかと思って目をこすってもやっぱり彼の目は開かれている
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ユキワラシ(プロフ) - ごーやちゃんぷるさん» 初コメありがとうございます！大好きだなんて言っていただけて大歓喜です！！再開後もご期待に添えるよう頑張ります！(´∀`) (2023年1月10日 21時) (
レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ごーやちゃんぷる(プロフ) - ついに本格的に再開ですかね？！初コメ失礼します！主人公ちゃんとペパー君の絡みとかアオイちゃんとの絡み大好きです！これからも無理しない程度で更新してくれると有り難いです！頑張ってください！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page22 id: 83514816a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキワラシ | 作成日時：2023年1月4日 23時
