チームセギン ページ5
なんだか嬉しい気持ちのはずが、どこか気持ちはずっと焦っていてあまり気分は良くない。
『…ここがスター団のアジトねぇ。
こんなバリケードどうやって建てたんだか』
目の前にそびえ立つ大きな壁と旗を見上げながらポツと呟く。
旗の色を見る限り黒ということはあくタイプだろうか、ならピーニャ先輩がいる筈だけど元気かな。
「そこのお前!ここらはスター団チームセギンのアジトだが、何の用だ!」
『…ここに来れば沢山勝負ができるって聞いた』
「はぁ?誰がそんなこと、いや新種の道場破りならぬ
アジト破りって事?」
『私は勝負出来ればあとはどうでもいい、まずは貴方から?』
うだうだと話すのが面倒になって、ストリンダーの入ったボールを突きつけると下っ端らしい彼は慌ててゴングを鳴らして中へ入っていった。
「名も知らぬ不届き者が攻めてきたぞ!
団ラッシュで返り討ちにしてやりましょう!
さぁ、団相手にどこまでやれるかな不届き者め!」
『…まず色々説明してから入って欲しかったな』
取り敢えずよく分からないまま敷地の中へはいると、下っ端達は次々に手持ちのポケモンを投げてコチラを迎え撃つ気らしかった。
『なるほどね?じゃあ叩き潰しに行こうか
ストリンダー、ルガルガン』
「ベイベイ!!」「グァオンッ!」
あまりレベルが高くはなさそうだけど、数だけは多い。
これだけいれば少しは強くなるかな?
私の合図を受けて2匹は揚々と歩き出し、近くのスカンプーやコマタナをなぎ倒していった。
まだ中に入って数分しか経ってはいないけど、殆どの団員をのしてしまった。
うーん、レベル差が酷すぎて殆ど弱いものいじめで可哀想になってくる。
トレーナーが、ではなくポケモンの方がね。
『まだやる?早めにもう少し骨のある子連れてきた方が無駄に傷つかなくて済むと思うけど』
「くそ、っ強すぎだろアンタ!!
ボス、俺たちじゃ無理です…!お願いします!」
「え、えぇ!?こんなに早く、一体どんな子が」
近くにあった一際大きなテントから焦ったような声が聞こえ、その声はやはり聞き覚えのあるものだった。
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ユキワラシ(プロフ) - ごーやちゃんぷるさん» 初コメありがとうございます!大好きだなんて言っていただけて大歓喜です!!再開後もご期待に添えるよう頑張ります!(´∀`) (2023年1月10日 21時) (レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ごーやちゃんぷる(プロフ) - ついに本格的に再開ですかね?!初コメ失礼します!主人公ちゃんとペパー君の絡みとかアオイちゃんとの絡み大好きです!これからも無理しない程度で更新してくれると有り難いです!頑張ってください! (2023年1月10日 21時) (レス) @page22 id: 83514816a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキワラシ | 作成日時:2023年1月4日 23時