強さを。 ページ2
ペパー君とまた擦れ違い初めてそろそろ1週間が経つ。
何時もなら私かペパー君のどちらかが謝って終わりなんだけど、1日も早く強くなってペパー君とマフィティフの役に立ちたくてチャンプルタウン辺りでバトルに明け暮れている。
初めのうちは寮に戻ってシャワーや料理をしてたけどなんだか気まずいのと時間の無駄に感じて寮にも殆ど戻らなくなってきた。
『ストリンダー、オーバードライブ』
「ベベェイ！！」
「キュィー…」
「うわぁぁチルットー！」
何度似た言葉を吐いて、悲痛な声を聞いただろう。
気付けばこの辺りのトレーナーとは全て戦ってしまったし、顔を覚えられちゃって全然戦ってくれる人が居なくなってきた。
「はぁ、君強すぎなんだよ…この辺りじゃ有名だしもう君に挑むやつはいなくなっちゃうかもね」
『…ご忠告どーも。
それでも私は強くならなきゃいけないんで』
「そう、じゃあまぁ頑張って…。
あっそうそうカラフシティの下あたりに確かスター団のアジトがあったはずだよ！
そこならまだ君とバトルしてくれる人がいるかもね」
『スター団、ねぇ』
ストリンダーをボールに帰していると情報だけ残してその人は去っていった。
カラフシティは少し南に下らないといけないし、ディグダやアサナン達がいて苦手なんだけどなぁ。
『苦手も克服しなきゃいけないか。
そろそろ技の見直しとか他の子を増やす時期かなぁ』
何だか一人旅は独り言が増える気がする。
あとは、笑顔も減ったような？…まぁ今の私には不要なものだしいいか。
私のヘルガーは通常個体の子達よりも大柄な様で、モトトカゲが手持ちに居ない私の唯一のライドポケモンとなってしまっている。
いや、あの子が背に乗せたがるのはきっと私が寂しい思いをしていると思ってるんだろけど。
『ヘルガー疲れたらいつでも休んでいいし、私の事降ろしてくれていいからね？』
「ｶﾞｫﾝｯ!ｸﾞﾙﾙッ」
『ハイハイ黙って乗りますって。
すぐ世話やく所ペパー君に似てきてない？君』
そんな事は無いと言いたげに首を振った彼女の背に跨って、優しく首元を撫でてから目を伏せた。
1週間しか離れてないのに、もう声が聞きたいなぁ。
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ユキワラシ(プロフ) - ごーやちゃんぷるさん» 初コメありがとうございます！大好きだなんて言っていただけて大歓喜です！！再開後もご期待に添えるよう頑張ります！(´∀`) (2023年1月10日 21時) (
レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ごーやちゃんぷる(プロフ) - ついに本格的に再開ですかね？！初コメ失礼します！主人公ちゃんとペパー君の絡みとかアオイちゃんとの絡み大好きです！これからも無理しない程度で更新してくれると有り難いです！頑張ってください！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page22 id: 83514816a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキワラシ | 作成日時：2023年1月4日 23時
