スター団 ページ32
療養期間は約3日ほどだったけどその間にアオイちゃんはジム巡りをして次のヌシを倒すためにレベルアップに励み、ペパー君は何故か私の部屋に入り浸る…と言うか見張りに来て私物を置いていく。
お陰で私の部屋なのにペパー君の漫画やらクッションやら果てには食器まである。
『…私の部屋なのにペパー部屋に侵食され始めてる』
「あった方が快適だろ、主にオレが」
『そりゃあそうだろうとも』
「あっちょっとトイレ借りるぜ」
『いや自由か、いいけど…』
ちょうどペパー君が脱衣所の中へ消えたタイミングでスマホロトムがなる。
アオイちゃんから着信なんて珍しいなと出てみれば、半泣きで部屋を聞かれて直ぐに切れた。
なんだろう、いや聞いてきたからには来るんだろうけど。
「Aさぁん聞いてくださいよー！！」
「おわぁっ！？あ、アオイ！？なんでここに」
「へぁ！？なんでペパーがAさんの部屋の、しかも脱衣所から！？も、もしや…お邪魔でした…？」
『いや、単純に抜け出さないか見張られてるだけ。
それで？半泣きでうちに来た理由は？』
勢いよくドアを開けるアオイちゃんに適当なカップに入れたココアを渡すと、しょんもりとした彼女はダイニングチェアに腰掛けて話し出した。
『カシオペアって子からスター団を解散させる手伝いを頼まれて行ってみたら、とんでもなく強かったァ？』
「うん、あくタイプのチームなら最近育て始めたばっかりだからそこまで強くないだろうって聞いたんだけど」
「あくタイプのスター団…あっ」
『……なにかなペパー君？』
「アオイ、元凶がわかったぞ」
「え！？なに、だれ！？？」
ズビシとこっちを指すペパー君の指を別方向に曲げつつ、気まずさで目をそらす。
訳が分からないらしいアオイちゃんは首を傾げて私を凝視してる。
『…チームセギンのボスとは友達で、私のレベルアップも兼ねて特訓したりしてたの。
だから多分今のアオイちゃんじゃちょっと荷が重いかも…？』
「！！…スター団と仲がいいって噂は本当だったんだ！？」
『んー、お世話になった先輩がいるんだよ。
一宿の恩返しに特訓って感じ』
「は？聞いてねぇ」
『言ってないもん、怒りそうだから』
あーあーまた半目になってるー！！
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ユキワラシ(プロフ) - ごーやちゃんぷるさん» 初コメありがとうございます！大好きだなんて言っていただけて大歓喜です！！再開後もご期待に添えるよう頑張ります！(´∀`) (2023年1月10日 21時) (
レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ごーやちゃんぷる(プロフ) - ついに本格的に再開ですかね？！初コメ失礼します！主人公ちゃんとペパー君の絡みとかアオイちゃんとの絡み大好きです！これからも無理しない程度で更新してくれると有り難いです！頑張ってください！ (2023年1月10日 21時) (レス) @page22 id: 83514816a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキワラシ | 作成日時：2023年1月4日 23時
