深夜の内緒話*ネタバレ注意 ページ8
手足が綺麗になった2匹を連れてリビングでみんな仲良くご飯を食べたあと、ペパー君とお母さんの3人でパーティーゲームをして遊んだ。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎて、ペパー君と一緒にベッドに潜り込んで寝たのが多分少し前くらい。
なんだか肩が冷たくて、耳を澄ますと鼻をすする音が聞こえて目が覚めた。
『…ペパーくん？どーしたの』
「ひっ、ぅっわりぃ…おこした？」
『んーん…ないてるの？』
「ｽﾞｯ、ん"んっないてない…」
必死に目を擦ったり鼻水を吸うペパー君に目がどんどん覚めてきて、擦る手を優しく握って向かい合わせに寝転んだ。
『怖い夢でも見た？』
「まぁ、そんなとこ」
『そっかぁ、じゃあ怖くなくなるまで手繋いでよっか』
「……おれさ、Aに離れて欲しくないって言ったろ？」
『ん？うん、夕方に言ってたねぇ』
言いずらそうにもごもご口籠らせて私から目線を逸らしながらペパー君は呟くように話し出した。
お母さんがあの有名なオーリム博士な事。
とっても大事な研究をしてる事。
もっと小さな頃はコライドンというポケモンと3人で暮らしてたこと…。
「でもコライドンが暴れて、母ちゃんはアイツと2人でエリアゼロに行っちまって…」
『それから滅多に帰ってこなくなっちゃったの？』
「あぁ、アイツの事は他の人には内緒なんだって。
…Aも母ちゃんみたいに突然居なくなったらって思うと怖くて、駄々こねて悪かった」
『うぅん、そう言う理由なら仕方ないよ』
お母さんのことを話してる時はキラキラと目を輝かせていたのに、また目に涙の膜が出来て声を震わせるペパー君。
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ユキワラシ(プロフ) - ﾁｬﾝさん» コメありがとうございます！最高だなんて大変励みになります。今後もお楽しみいただけると嬉しいです！ (2023年1月4日 17時) (
レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾝ - 最高ですありがとうございます大好きです！ (2023年1月3日 3時) (レス) @page45 id: 20137c8c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキワラシ | 作成日時：2022年12月16日 11時
