イケメンへ ページ37
永遠に男の子は辛いんだぞとかあーだこーだ、うんぬんかんぬん説得してくるペパー君を連れて美容院でさっぱり切ってもらった。
担当してくれたのはあの日鼻息荒く私をイケメンにできると豪語したお姉さんで、やっぱり鼻息荒くやってくれた。
「どう？どう！？やっぱり私の目に狂いは無かったのよ！！」
『わぁ、ほんとにイケメンになってるー』
「…か、変わりすぎじゃね？」
『え、似合ってない？』
「いや、そんな事は無いけど…うぅ可愛いちゃんだったAがイケメンになっちまった…！」
『そんな落ち込まなくても。でもほら！
美男美女って感じじゃん？』
「逆だろ！！なんで俺が女の子なんだよ！！」
スパイラルパーマにしてもらったお陰でシャリシャリする襟足を撫でつつ、隣でガックリするペパー君と記念撮影しておいた。
うーんめっちゃイケメンだ！
予想よりもいい具合にできたので一旦ペパー君と別れてお母さんに自慢しに家へ帰り、明日からの登校について話し合った。
『ペパー君は私と2年生したいみたいだから、先生って人達は信用ならないけどまぁ何となくやってみる』
「…そう、あんな事があったのに何も言ってこない学園だしお母さんは辞めてもいいと思ってたんだけど。
Aがそうしたいならとめないわ、やりたいようにやっちゃいなさい！」
『そーする、問題児だとか不良だとか言う噂もあるみたいだから便乗しちゃおっかなぁーって』
「そこまで真面目に周りの意見を聞かなくてもいいんじゃない！？」
『やりたい様に、でしょ？ストリンダー達もノリノリだし』
不良娘の手持ちにしてはなかなか様になる子達なんじゃないだろうか？
私のドキドキ不良生活への期待でソワソワする体を落ち着かせる為に、と言うかみんなのトレーニングのために外へ出る。
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ユキワラシ(プロフ) - ﾁｬﾝさん» コメありがとうございます！最高だなんて大変励みになります。今後もお楽しみいただけると嬉しいです！ (2023年1月4日 17時) (
レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾝ - 最高ですありがとうございます大好きです！ (2023年1月3日 3時) (レス) @page45 id: 20137c8c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキワラシ | 作成日時：2022年12月16日 11時
