お泊まり ページ4
その日から私は灯台下の研究所に通ってペパー君を外に連れ出して、いろんな所へ遊びに行った。
とは言っても研究所とプラトタウンの境にある小川でコダックやルリリたちと遊んだり、少し下流まで下って海辺で日光浴するくらいだったけど。
毎日朝ご飯を食べてから遊びに行って夜ご飯ギリギリまで一緒にいるけど、ペパー君のお母さんは心配しないのか気になった。
「全然気にすることないぜ！
母ちゃんは忙しいからさ、滅多に帰ってこないし…。
あっでもAが迷惑ちゃんならすぐ言ってくれよ！？」
寂しげに目を伏せてから苦笑いして私の心配なんてしてくる。
『そんなの思ったことないよ！
でも滅多にかえって来ないって、いつもオラチフと二人でお家にいる？』
「ん、まぁな」
『じゃあご飯とかは？』
「？もちろんおれが作ってるぜ？最近はスーパーポテトサラダサンド作れるよーになったんだよなぁー」
凄いだろ！なんて笑ってピースしてくる。
私からすれば同い年の男の子が1人でずっとお留守番してるなんて、心配で仕方ないんだけど。
『ねぇ、ペパー君の作るサンドウィッチ食べてみたいから今日はお泊まりしない？』
「はぁ！？そ、そんなの泊まらなくても作ってやるって！」
『やだ！ペパーくんとオラチフだけでお留守番なんて
何かあったらどうするの』
「どーするって、今までなんにもなかったし。
そんな顔すんなよぉまったく心配性ちゃんだなAは！」
『だぁってこんなに可愛いペパー君が1人なんだよ！？
心配するに決まってるじゃん！』
「かわっ可愛くねーよ！！」
顔を真っ赤にして頬をつねってくるけど全然痛くないし！
泊まってくれるって言うまで絶対ねばってやるんだから！
その後あまりにも駄々をこねる私を見かねたのか最終的にはペパー君が折れてくれた。
私が言うのもなんだけどペパー君って私に甘すぎる気がする、なんて言うか…チョロいなって((
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ユキワラシ(プロフ) - ﾁｬﾝさん» コメありがとうございます！最高だなんて大変励みになります。今後もお楽しみいただけると嬉しいです！ (2023年1月4日 17時) (
レス) id: c5899b6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾝ - 最高ですありがとうございます大好きです！ (2023年1月3日 3時) (レス) @page45 id: 20137c8c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキワラシ | 作成日時：2022年12月16日 11時
