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先生と別れ、校舎から出た私はさっきの先生の話を思い出して、また寒気がして鳥肌が立った。
怖がる私を見てごめんごめんと笑う先生は本当に酷いと思う。まぁ詳しく聞いてしまった私が悪いんだけど.....。
自業自得とはいえども、怖いのは確かだ。
振り返って今出てきた校舎の方を見る。
辺りも暗くなってきたので、校舎の中からは電気が漏れている。
.....あれ、教室も廊下も全部灯りが点いてる。
さっき来たときは周りも明るかったので気が付かなかったが、今見るとよく分かる。
.....なんでだろう。
しばらく考えてみてもいっこうに分からない。もしかしたら先生も化け物が怖いのかな？とも思ったがだからって全部の電気は点けないだろう。
まぁいいや。
空も随分暗くなってきた。さっき怖い話を聞いたばかりの私は踵を返して速足で歩きだした。
さっき来た時にも乗り越えた柵を乗り越える。
すると、その時同じクラスの男子と他のクラスの男子、合わせて4人が校門の前にいた。
「あれ、Aじゃん。何してたの？」
『え、あぁ.....ちょっと忘れ物しちゃって取りに来たんだよ』
その男子たちは学年でもやんちゃな方のグループだ。
別に話した事が無いことはないので話し掛けられる。
私は別に隠す事も無いので正直に話す。そして、そっちこそ何してるの？と聞き返した。
「え、そんなの決まってるじゃん。七不思議だよ七不思議」
「そうそう、今から忍び込むところ」
......やっぱりか。何となく薄々勘づいてはいたが、本当に忍び込む人なんているんだな。
その男子たちは何叶えて貰おっかなぁとかを話していて呑気そうだ。
猿山先生に見付かって怒られて帰らされるよ、とは言ってみたが男子たちはけらけらと笑って、「見付からないようにするから大丈夫だろ」だとか「絶対願い叶えるまで帰らねぇし」だとか言っている。
......もうほっとこう。こっぴどく怒られても私は知らない。
「あ、そうだAも来るか？」
『...いいよ私は。もう帰らなきゃだし。バイバイ』
「ちぇっ、つまんねぇの」
もういいです私はつまんない奴で。
早く帰ろうと歩き出して少し進んだあと振り返った。
その男子4人組は早速柵を乗り越えたようだ。
......もう知らない。
陽は沈んで、辺りはすっかり闇色に包まれていた。
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メロディ(プロフ) - 翡翠さん» いえいえ〜こちらこそリクエストありがとうございました！ (2020年4月29日 10時) (
レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - リクエストに答えてくれて、ありがとうございます！ (2020年4月29日 9時) (レス) id: 48eb906cb5 (このIDを非表示/違反報告)
メロディ(プロフ) - らのらのさん» rdですか....分かりました！書くかは分からないですが考えてみますね〜！教えて頂きありがとうございました！ (2020年4月20日 17時) (レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
らのらの - メロディさん» はい！お願いします！ところで「花吐き病」を奇病のやつとしてやるのなら夢主さんがらっだぁさんに恋をして________というのを見てみたいですね！別に誰でもいいのですが……自分、らっだぁさんが推しなので…！ (2020年4月20日 11時) (レス) id: 194ccaa0c1 (このIDを非表示/違反報告)
メロディ(プロフ) - らのらのさん» 「花吐き病」ですか....。確かにタイトル的にもあってますね〜！教えて頂きありがとうございます！調べてみますね〜！ (2020年4月19日 13時) (レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メロディ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/merodexi032/
作成日時：2020年1月26日 21時
