佐藤と梅原の久しぶりデート ページ6
梅原「デート、するか」
塩見さんの件がひと段落し、落ち着いてきたある日。梅原はそう呟いた。
「お、おう…ずいぶん急だね」
梅原「急に行きたくなった」
「どこ行きたい?」
梅原「いい店があるんだけど、行く?」
梅原の選ぶ店のセンスは外れたことがないので、とりあえずまかせることにする。
「いいよ、ついていくね」
梅原はこころなしか少しほっとした表情に見えた。
___________________
店「抹茶パフェとあんみつ、おまたせしました〜」
「うわぁぁぁぁぁ!!!(歓喜)」
梅原が連れてきてくれたのは甘味処。
最寄駅から一駅のところだった。
梅原「はい、あーん」
「あー」
梅原「えっ」
「え、なに」
梅原「あーんしてくれるんだなって」
「しちゃ悪いですかー?今日は素直な佐藤Aなんです」
梅原「ふっ……なんだよそれwかわいい」
「お世辞いらないから。あーん」
梅原「あーん」
梅原の頼んだあんみつは、バニラアイスとあんこが絶妙にマッチしていておいしかった。
梅原「おいしい?」
「おいしい」
梅原「俺にもパフェあーんして」
「いいよ、はい」
梅原「前はあーんしようとしたらやめてって拒否したのになぁ」
「いつも結局はあーんしてあげてるでしょ、今日は少し短縮されてるだけですから、いつもと変わらないの」
梅原は私の抹茶パフェを味わうと、満足そうに笑った。
「めずらしいね、急にそっちからデート誘ってくるなんて」
梅原「……最近、雪歩につきっきりだったから、そのお詫びもかねて」
「あーあー、もう、その話はいいの、もう解決したようなものなんだから」
梅原「そうか?」
「うん。気にしてないよ」
梅原「本当に?」
「ほんと。梅原も気にしないで。ね?」
梅原「…ありがとう」
「どういたしまして」
抹茶パフェに乗っていた抹茶のアイスは、冷たくて
少し頭にキーンと響いた。
「これから平和になってくれるといいけど」
梅原「それフラグって言うんだぞ」
「ちょ、フラグとかいわないでよ、本当に何かありそうで怖いじゃん」
そう言って、2人で笑いあった。
梅原「好きだよ」
「人前で言うな」
__________________
塩見「あーあ、そういうことだったんだ」
637人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
武田(プロフ) - ウワーーーーーッ!!!!お疲れ様です!4期!?!ウワーーーーーッ!!! (2020年3月25日 20時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 武田さん» 更新しましたー! (2020年3月25日 18時) (レス) id: f71b6a4421 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - 更新待ってます…ッウウ (2020年3月25日 2時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - なっちゃんさん» はじめまして!読んでいただきありがとうございます…!そう言っていただけるの本当に嬉しい…たった今更新しました!ぜひご覧ください! (2019年9月22日 16時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - はじめまして!梅ちゃんが好きで読み出したらハラハラと2人の絶妙な距離感がたまらず一気読みでした(^^)2人の行方がきになります!無理せず更新頑張ってください (2019年9月18日 3時) (レス) id: 956805fd15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めろんぱん | 作成日時:2019年5月6日 13時