佐藤と迎える朝 ページ2
鳥のさえずりが聞こえる。
カーテンの隙間から、光が漏れていて____
朝に、なった。
私はそーまくんを抱きしめていた。
ぎゅっと。
…
「ぎゃーーーーーーーー!!!!」
斉藤「わーーーーーーーー!?」
「ごっご、ごごごめんねそーまくん!!違うんだよ!!不可抗力だよ!!!!」
斉藤「え、ま、まって、Aちゃん、誰もそんなこと思ってないし、むしろこっちこそ昨日は調子乗って抱きしめててすみませんでしたぁぁあぁあ!!!!!!」
2人同時に土下座をした。
確か昨日、そーまくんはずっと抱きしめててくれた。
おかげで少し気持ちが軽くなって。
いつ逆になったんだろう……
ひとまず落ち着いて話し合う。
斉藤「そ、その……もう、大丈夫?」
「だ、大丈夫。おかげさまで」
斉藤「______…あの、さ。今日、塩見さんの病院に行かない?」
「!!」
斉藤「辛いだろうけど……やっぱりちゃんと梅ちゃんと話し合うべきだと思う」
そーまくんがいつになく真面目な顔をするので、息を飲んだ。
確かに私は梅原とちゃんと話し合ったことがなかった。
怖いけど、ちゃんと話し合わないと______
「______うん。ちゃんと話してみる」
斉藤「______よかった」
「あ、で、でも1人は怖いから、ついてきて欲しい、な」
斉藤「当たり前だよ。俺も付いて行くから安心して」
そーまくんは、とても頼もしく見えた。
「……ありがと」
斉藤「俺Aちゃんのそういうところ好きだよ」
「え、」
斉藤「素直にお礼が言えるところ」
「ぇ、あ、ど、どうも……?」
恥ずかしくなって後ろを向く。
斉藤「じゃあ朝ごはん作るね」
「あ、うん、おねがいします……」
そーまくんはこちらに背を向けて料理を始めた。
その耳は、ほんのり赤くなっていた。
それが、朝の陽の光に照らされているせいなのか、それとも別の理由があるのかは、わからない。
佐藤・アップデート→←そーまくんによる飛ばしても可な今までのあらすじ
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武田(プロフ) - ウワーーーーーッ!!!!お疲れ様です!4期!?!ウワーーーーーッ!!! (2020年3月25日 20時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 武田さん» 更新しましたー! (2020年3月25日 18時) (レス) id: f71b6a4421 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - 更新待ってます…ッウウ (2020年3月25日 2時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - なっちゃんさん» はじめまして!読んでいただきありがとうございます…!そう言っていただけるの本当に嬉しい…たった今更新しました!ぜひご覧ください! (2019年9月22日 16時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - はじめまして!梅ちゃんが好きで読み出したらハラハラと2人の絶妙な距離感がたまらず一気読みでした(^^)2人の行方がきになります!無理せず更新頑張ってください (2019年9月18日 3時) (レス) id: 956805fd15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2019年5月6日 13時