佐藤inそーまくんベッド ページ45
ベッドに入ってから数分経過。
私たちはお互いに背を向けて寝転がっていた。
「……そーまくん」
斉藤「……なに？」
「＿＿＿＿＿＿もしかしたら、2人のために私は身を引いた方がいいのかもしれない」
斉藤「身を引く！？」
「＿＿＿＿＿うん。梅原も、もしかしたらその方がいいのかも、って思って」
斉藤「な、なっな、なななな、何言ってんの……Aちゃんらしくないよ…！？」
背中でそーまくんが体勢を変えた音がした。
「いや……こういう時にマイナス思考になっちゃいけないっていうのはわかってるんだけどね？けど……なんか夜ってネガティブになるっていうか」
梅原と塩見さんが一緒にいる時の笑顔が思い浮かぶ。
「なんか……自分に自信がなくなってきたんだ」
斉藤「Aちゃん……………」
と、私の名前を呟いたと思うと布団の擦れる音と共に、背中が暖かくなった。
「！？そ、そーまくん！？」
斉藤「ごめん、急に……」
そーまくんが私を抱きしめた。
優しい声に反して、抱きしめる力は強い。
斉藤「大丈夫、梅ちゃんはAちゃんを裏切ったりしないから………」
「で、でも、梅原は塩見さんといるとすごく楽しそうで、私の入る隙がなくて＿＿＿＿＿＿＿＿」
斉藤「……梅ちゃんも塩見さんも関係ない。Aちゃん、本当は身を引くなんて嫌だよね？梅ちゃんを塩見さんに渡したくないよね……？」
「………！」
そう言われた瞬間、
なにかが弾けた気がした。
鼻がツーンと痛くなって、涙が溢れる。
そーまくんの方に寝返りを打った。
そーまくんのうでに収まる形で、私は抱きしめられる。
「う、うん……や、だ……っ！しおみさんに、渡したくなんてない……！……私っ……、梅原、と……ずっと………ずっと、……いっしょに、……いたい……！」
素直な気持ちが吐き出た。
涙が止まらない。
斉藤「よしよし………よく今まで泣かなかったね」
涙が出てくるのはそーまくんの優しい言葉のせいでもあると思う。
そーまくんは、私をずっと抱きしめてくれていた。
少なくとも、私が眠りにつくまでは。
私たちは、男女という関係や、やましいことなどまったくなく、清らかで純粋な心でお互いを癒し合ったのだった。
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めろんぱん(プロフ) - 彩香さん» コメントありがとうございます！続編書きましたのでぜひ見てください！ (2019年5月6日 16時) (
レス) id: 72163900ba (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - すごく切ないシーンで止まってる！>_<ぜひ更新おねがいします(^^)！ (2019年5月3日 23時) (レス) id: ca72bf60c8 (このIDを非表示/違反報告)
まぼたろ(プロフ) - めろんぱんさん» 日替わりいいですよね…！今日は誰だ？！っていうドキドキ感がすきですw はい！！たのしみにしてます！！ (2019年4月4日 15時) (レス) id: dc9d49e9f1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - まぼたろさん» 日替わり作ってみたかったんです笑 できる限り早く作るので待っててくださいね！これからもがんばります！ (2019年4月4日 14時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
まぼたろ(プロフ) - 3期！日替わり！めっちゃ楽しみです！笑 これからもがんばってください！！！ (2019年4月4日 13時) (レス) id: dc9d49e9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2019年2月1日 16時
