佐藤inそーまくんハウス ページ42
そーまくんは私の腕を掴んで走り出した。
「ちょっ、そーまくん、まだ梅原に何も言ってないんだけど……」
斉藤「後で俺から言っておくから」
腕を引かれたまま、私はそーまくん宅へと連れていかれたのだった。
__________________
斉藤「どうぞ入って」
「お、おじゃましますでございます…」
斉藤「…なんかその敬語違くない?」.
「あっ、つい……あの、そーまくん、どうして私を家に?」
斉藤「Aちゃんが嫉妬と悲しみで心がボロボロになってるんじゃないかな、って思って。そういう時1人でいると辛くない?」
「……でも梅原いるし……」
梅原がいる、と言いかけたものの、もしかして、梅原は塩見さんの病室に泊まる、とか言いそうでは?
そしたら私家に1人。
そーまくん、そこまで先読みしてたのか……
「たしかに1人は辛いです……」
そーまくんは、だよねー、と言いながら笑った。
斉藤「今日は泊まっていきなよ」
「うん、ありがとうそーまくん。__________________え?」
斉藤「え?1人でいて辛いのは夜中じゃん。Aちゃんを泊まらせるために連れてきたのに」
「待って待って待って。ちょい待って。えっ辛さを紛らわすために一緒に飲んでくれるとかならわかるけど、泊まる?泊まるの?ここに?あの、私女性ってことご存知ですか?」
斉藤「知ってるよ、だからAちゃんが辛くないように一晩そばにいてあげるって話なのに」
「で、でもそんなこと梅原になんて言ったら……」
斉藤「だから梅ちゃんには言っておく。Aちゃんに手出したりしないし、一晩側にいてあげるってだけだって……」
「でも……梅原が」
斉藤「俺は!!Aちゃんがこれ以上傷つくのは見たくないんだよ!!」
そーまくんが叫んだ。
斉藤「今梅ちゃんと関わったら、Aちゃんは傷つくだけだ、お願いだから、俺の側にいて」
そーまくんの声は少し震えていた。
「そーま、くん______」
斉藤「お願い、今日だけでもいいから」
「____________わかった………じゃ、じゃあ、泊まらせていただきます……」
そーまくんは、安心したのか、笑顔とも泣き顔ともつかない切ない表情をしている。
斉藤「でもなー、俺の家、ベッド1つしかないんだよねー」
そーまくんは、にこっと笑った。
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めろんぱん(プロフ) - 彩香さん» コメントありがとうございます!続編書きましたのでぜひ見てください! (2019年5月6日 16時) (レス) id: 72163900ba (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - すごく切ないシーンで止まってる!>_<ぜひ更新おねがいします(^^)! (2019年5月3日 23時) (レス) id: ca72bf60c8 (このIDを非表示/違反報告)
まぼたろ(プロフ) - めろんぱんさん» 日替わりいいですよね…!今日は誰だ?!っていうドキドキ感がすきですw はい!!たのしみにしてます!! (2019年4月4日 15時) (レス) id: dc9d49e9f1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - まぼたろさん» 日替わり作ってみたかったんです笑 できる限り早く作るので待っててくださいね!これからもがんばります! (2019年4月4日 14時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
まぼたろ(プロフ) - 3期!日替わり!めっちゃ楽しみです!笑 これからもがんばってください!!! (2019年4月4日 13時) (レス) id: dc9d49e9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2019年2月1日 16時