佐藤のもやもやデート ページ27
今日は塩見さんに指定された、梅原と対面する約束の日_____
梅原「________のはずなのになんでこんな場所にいるんだよ」
指定された場所は、都内で1番大きなプラネタリウムだった。
「んー、なんだろうね。しかも男性をもう一人呼んでほしいって言ってたし」
斉藤「そのもう一人の男性が俺?」
梅原「悪い、巻き込んで」
斉藤「大丈夫大丈夫。過去のいざこざを洗い流すのは良いことだよ」
梅原「ありがとう」
「_____あ、塩見さんだ」
梅原「______雪歩」
塩見「……おまたせ。今日は私のために集まってくれてありがとう。それと、久しぶり、裕一郎」
梅原「______久しぶり」
緊張しているのかわざとなのか、梅原の返事はそっけなかった。
「えーと…塩見さん、……なんでプラネタリウム?別の場所でもいいんじゃ……」
塩見「急に会って急に告白はちょっと……少しお互いに慣れてからの方が話もしやすいし。」
梅原「…なるほどね。そういうことならいいけど」
塩見「ありがとう、わかってくれて。じゃあ早速プラネタリウム鑑賞しに行こうか」
「はい!」
いくら塩見さんが梅原に告白すると言っても、天文学が好きな私にとって、プラネタリウムは今すぐに見たいほど魅力的だった。
塩見「このプラネタリウム、ドームの中心にあるハート形ソファーでキスをした男女は結ばれる、っていうジンクスがあって」
斉藤「へぇー、ロマンチックだね」
キス。男女。
一瞬心がずしんと重くなったが、
梅原の言ってくれた言葉を思い出して誤魔化した。
ドーム内は広々としていて、色々な形の2人用座席がたくさんある。
塩見「裕一郎!行こう!」
梅原「えっ」
塩見さんは梅原の腕に手を回すと、ハート形ソファーへ一直線に走っていってしまった。
「……わ、私たちも座る?」
斉藤「…なにあれ。塩見さんがキスしたいだけじゃん」
「______え?」
斉藤「あっ、ううん、なんでもないよ。ここの白いソファーにしようか」
梅原と塩見さんの寝ているソファーの斜め後ろにあるソファーに、そーまくんと寝転がった。
もう、プラネタリウムには集中できそうにない。
梅原と、塩見さんのソファーをちらちら見ながらそう思った。
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めろんぱん(プロフ) - 彩香さん» コメントありがとうございます!続編書きましたのでぜひ見てください! (2019年5月6日 16時) (レス) id: 72163900ba (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - すごく切ないシーンで止まってる!>_<ぜひ更新おねがいします(^^)! (2019年5月3日 23時) (レス) id: ca72bf60c8 (このIDを非表示/違反報告)
まぼたろ(プロフ) - めろんぱんさん» 日替わりいいですよね…!今日は誰だ?!っていうドキドキ感がすきですw はい!!たのしみにしてます!! (2019年4月4日 15時) (レス) id: dc9d49e9f1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - まぼたろさん» 日替わり作ってみたかったんです笑 できる限り早く作るので待っててくださいね!これからもがんばります! (2019年4月4日 14時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
まぼたろ(プロフ) - 3期!日替わり!めっちゃ楽しみです!笑 これからもがんばってください!!! (2019年4月4日 13時) (レス) id: dc9d49e9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2019年2月1日 16時