*過去編〜心の加速度〜 ページ32
西山「一回落ち着こうか」
「うん…」
西山「Aちゃんは、梅ちゃんのことが好きなの?」
「今、気づいた…」
西山「そっか、気づけて良かった」
こたちゃんが優しく笑ってくれて、少し気持ちが軽くなる。
「どうしたらいいのかな、人を好きになるなんて学生の時以来で何したらいいかわかんない」
西山「まあ自分のペースでやっていけばいいよ」
「でもそれだと…梅原さんかっこいいし、声優界にはかわいい人たくさんいるから…」
西山「大丈夫大丈夫。梅ちゃん滅多に女性声優さんに話しかけたりできないヘタレだから」
「わかった、本人に伝えとくね」
西山「A様それはやめていただけないでしょうか」
_______________
数日後のアフレコ現場。
斉藤「Aちゃんおはよー、チョコいる?」
「くーださい、あっ私もクッキー持ってるんだけどいる?」
斉藤「いるいるー。はい、口開けて」
「えっ、あーんするの?やだあ」
斉藤「あーんじゃなきゃあげない」
「えぇえぇ、じゃあ、あーん」
恐る恐る口を開けると、口の中にチョコレートがころっと入ってきた。
ふわりと甘みが広がる。
「あ、おいしい」
斉藤「でしょー?はい、Aちゃんのクッキーもちょーだい」
そーまくんが口を開けて待っている。
あーんしろということか。
まあべつに恥ずかしくないしいいか。
「はいはい、あーん…」
と言ってそーまくんの口にクッキーを放り込もうとすると、クッキーを持った手が後ろから伸びてきた腕に掴まれ、反対方向に引っ張られた。
手に持っていたクッキーは、腕を引っ張った張本人に美味しく食されていた。
梅原「朝からイチャついてんな」
斉藤「梅ちゃん!俺のクッキー!」
梅原「あとで煎餅やるよ」
斉藤「渋い!」
2人はいつものようにくだらない会話を始めた。
梅原「あ、Aもおはよう」
「お、おは、よう」
ぎこちなく返すことしかできなかった。
さっき掴まれた腕がまだ熱い。
顔はもっと熱かった。
この温度ではっきりわかる。
私は梅原さんが好きなのだと。
_______________
梅原「あー…なにやってんだ俺」
斉藤「ばっかだねえ、自分で照れてやんのー」
梅原「…」
斉藤「梅ちゃん、俺が悪かったからそのハサミしまって」
*過去編〜やきもちside梅原〜→←*過去編〜近づく思いside西山〜
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凌雲(プロフ) - リクエスト受け付けてたらでいいんですけど………梶裕貴さんってだせますか? 応援してます (2021年9月20日 7時) (レス) id: 0da03130b0 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 声優大好きさん» コメントありがとうございます!うめこたコンビこれからもどんどん出演させる予定なのでぜひご覧ください(*・ω・)ノうめこた最高… (2019年1月31日 7時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
声優大好き - 梅原さんと、西山さん、私も好きです! うめこたコンビいいわ(〃ω〃) (2019年1月30日 22時) (レス) id: bf560551a9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - もちもちさん» わーありがとうございます!面白いと言っていただけると本当に嬉しいです!梅原さんと西山さんいいですよね…お互い頑張って小説書いていきましょー♪( ´▽`) (2019年1月25日 5時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!これからも頑張ってください!梅原さんと西山さん私もすきです!好きで小説書いてます!! (2019年1月24日 23時) (レス) id: 008531b0f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2019年1月20日 22時